ブルージュに行ってみる [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
さて、勝負の前に、ちょいとブリュッセルを離れて。
ブルージュでございます。
4年前のこの忌々しい日(日本では日付がかわってるが)、ヴェネツィアで過ごしたのに続いて、再び別の水の都へ。
ただ、この街はこの街でひじょうにステキではあるのだが、先にヴェネツィアに行ってしまっている身にはやっぱり・・・。
ヴェネツィアのなにがよかったかって、なにより自動車がまったくないところだ。
ここブルージュでは、どこもかしこも路駐だらけで(そもそも駐車場がみあたらなかった)、“お、このアングルいいかも”と思ってカメラを向けても、どうしても自動車が入ってしまい、結局あきらめることが多かった。せっかくの文明の利器も、こういうステキな古い街並みの中では不粋でしかない。
繰り返すが、もちろんこの街はこの街でステキではあるのだ。ヴェネツィアほど人も多くないし。
ちなみにここは“愛の湖”というそうな。
忌々しい
あぁ忌々しい
忌々しい
ブルージュでございます。
4年前のこの忌々しい日(日本では日付がかわってるが)、ヴェネツィアで過ごしたのに続いて、再び別の水の都へ。
ただ、この街はこの街でひじょうにステキではあるのだが、先にヴェネツィアに行ってしまっている身にはやっぱり・・・。
ヴェネツィアのなにがよかったかって、なにより自動車がまったくないところだ。
ここブルージュでは、どこもかしこも路駐だらけで(そもそも駐車場がみあたらなかった)、“お、このアングルいいかも”と思ってカメラを向けても、どうしても自動車が入ってしまい、結局あきらめることが多かった。せっかくの文明の利器も、こういうステキな古い街並みの中では不粋でしかない。
繰り返すが、もちろんこの街はこの街でステキではあるのだ。ヴェネツィアほど人も多くないし。
ちなみにここは“愛の湖”というそうな。
忌々しい
あぁ忌々しい
忌々しい
バレンタインデーにベルギーでチョコを喰らう [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
さて、いよいよこの旅の真の目的。
今年は下ネタにはしったり、雪山に逃げたりせず(いやまぁ、結果国外逃亡になっちゃってるんだけども)、正々堂々と勝負してやる。しかも世界王者クラス。もうこれやっちゃったら、次からやることないぞ。
では、いざ勝負。
まずは小手調べにノイハウス。
そして食う。
よし、どんとこい、ゴディヴァ。
これをみすぼらしいオッサンがひとりで買っている姿といったら・・・。笑うがいいさ。それを含めてのプレイだ。
そして食う。
ついでにスーパーで買った、6枚入りで1.6ユーロのパサパサワッフルも食う。
そしてワインを飲む。
そして食い尽くす。
勝ったな。人生は負けだが、この勝負だけはおれの勝ちだな。
ちなみにベルギーといえばビールだが、試してみたら――
――いやそもそもおれ、ビール飲めないんだわ。こんな苦いもの、人間の飲むもんじゃないよ。
それでも飲みきった、おれの勝ちだな。
今年は下ネタにはしったり、雪山に逃げたりせず(いやまぁ、結果国外逃亡になっちゃってるんだけども)、正々堂々と勝負してやる。しかも世界王者クラス。もうこれやっちゃったら、次からやることないぞ。
では、いざ勝負。
まずは小手調べにノイハウス。
そして食う。
よし、どんとこい、ゴディヴァ。
これをみすぼらしいオッサンがひとりで買っている姿といったら・・・。笑うがいいさ。それを含めてのプレイだ。
そして食う。
ついでにスーパーで買った、6枚入りで1.6ユーロのパサパサワッフルも食う。
そしてワインを飲む。
そして食い尽くす。
勝ったな。人生は負けだが、この勝負だけはおれの勝ちだな。
ちなみにベルギーといえばビールだが、試してみたら――
――いやそもそもおれ、ビール飲めないんだわ。こんな苦いもの、人間の飲むもんじゃないよ。
それでも飲みきった、おれの勝ちだな。
これだけでぼくはもうなにもいらないわけでもない [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
バレンタインデーにやることやっちゃったから、もう帰るのかといったら、そういうわけでもない。
“フランドル絵画制覇”という、わりとまともな目的もあったりするんですよ、じつは。
で、フランドル絵画といえばルーベンス。ルーベンスといえばなんといってもーー
ーーアントワープですね。
とうとうぼくはみたんだ。
でもね、ここへたどり着く前にいろいろあってね。
アントワープへ行くために乗った鉄道がアントワープ中央駅のひとつ手前で折り返す便だったのを知らずに一駅戻ってしまったり、予約していたホテルが見つからずにさまよってしまったり、王立美術館へ行こうとしたら道を間違えてまたさまよったり、着いたと思ったら古典絵画部門が全面改装中だとかで、わけのわからないモダンアートしか観られなかったり、雨が降ってきたり、いやほんとーー
ぼくはもうつかれたよ。
教会内は暖房が効いておらず、凍えながら絵の前にへたり込んだ。
心身ともにネロを実感したような気がした。
“フランドル絵画制覇”という、わりとまともな目的もあったりするんですよ、じつは。
で、フランドル絵画といえばルーベンス。ルーベンスといえばなんといってもーー
ーーアントワープですね。
とうとうぼくはみたんだ。
でもね、ここへたどり着く前にいろいろあってね。
アントワープへ行くために乗った鉄道がアントワープ中央駅のひとつ手前で折り返す便だったのを知らずに一駅戻ってしまったり、予約していたホテルが見つからずにさまよってしまったり、王立美術館へ行こうとしたら道を間違えてまたさまよったり、着いたと思ったら古典絵画部門が全面改装中だとかで、わけのわからないモダンアートしか観られなかったり、雨が降ってきたり、いやほんとーー
ぼくはもうつかれたよ。
教会内は暖房が効いておらず、凍えながら絵の前にへたり込んだ。
心身ともにネロを実感したような気がした。
真珠の耳飾りの少女 [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
で、とうとうぼくはみたんだけども、せっかくここまで来たんだ、オランダ絵画もみなきゃね。
いやそもそも、どっちかというと、ルーベンスよりもこっちの方がみたかったり。ま、ルーベンスはどこ行ってもみることできるし。
というわけで15カ国目、オランダに入国してデン・ハーグはマウリッツハイス美術館。建物にもデカデカとあるとおりのそれ。
わたしの愛する『ベアトリーチェ・チェンチ』の影響を受けてるんだかどうだかしらないが、なんにしろこの目で観ておかないと話にならない。
で、やっぱりこの目で観ておいてよかった。
あの微かに潤んだ瞳と唇は、本やテレビでみるよりもはるかに魅力的で蠱惑的で、それでいて清廉でもあり。顔を近づけたら彼女の息がかかったような気すらした。
『モナ・リザ』とか『最後の晩餐』とか、生の方が観にくいものも多々あるが、基本、絵画、彫刻は実物を観る方がより大きなものが得られ、より深く伝わってくるのだと、あらためて実感した。
いやそもそも、どっちかというと、ルーベンスよりもこっちの方がみたかったり。ま、ルーベンスはどこ行ってもみることできるし。
というわけで15カ国目、オランダに入国してデン・ハーグはマウリッツハイス美術館。建物にもデカデカとあるとおりのそれ。
わたしの愛する『ベアトリーチェ・チェンチ』の影響を受けてるんだかどうだかしらないが、なんにしろこの目で観ておかないと話にならない。
で、やっぱりこの目で観ておいてよかった。
あの微かに潤んだ瞳と唇は、本やテレビでみるよりもはるかに魅力的で蠱惑的で、それでいて清廉でもあり。顔を近づけたら彼女の息がかかったような気すらした。
『モナ・リザ』とか『最後の晩餐』とか、生の方が観にくいものも多々あるが、基本、絵画、彫刻は実物を観る方がより大きなものが得られ、より深く伝わってくるのだと、あらためて実感した。
アムステルダムの夜 [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
デン・ハーグから移動して、夕方にアムステルダム入り。
宿にチェックインしてから、日も暮れた街に出てみた。
アムステルダムといえば、大麻やら飾り窓やら、とにかくいかがわしいイメージがあり、かなりびびっていたのだが、実際にきてみたら、そういう諸々が認められてオープンなぶん、こちらが立ち入っていいところといけないところがハッキリしていてわかりやすく、それほどビクビクせず歩くことができた。大通り沿いに“SEXミュージアム”なるものがあったり、ゴーゴーバーらしきものがあっておねーちゃんがカウンターの上でガンガン踊っているのが見えていたりして、本来は裏でこっそりやるべき物事がずいぶんと開けっぴろげに街に存在している。
これなら雰囲気だけいえばブリュッセルの方が暗くて恐かった。
宿にチェックインしてから、日も暮れた街に出てみた。
アムステルダムといえば、大麻やら飾り窓やら、とにかくいかがわしいイメージがあり、かなりびびっていたのだが、実際にきてみたら、そういう諸々が認められてオープンなぶん、こちらが立ち入っていいところといけないところがハッキリしていてわかりやすく、それほどビクビクせず歩くことができた。大通り沿いに“SEXミュージアム”なるものがあったり、ゴーゴーバーらしきものがあっておねーちゃんがカウンターの上でガンガン踊っているのが見えていたりして、本来は裏でこっそりやるべき物事がずいぶんと開けっぴろげに街に存在している。
これなら雰囲気だけいえばブリュッセルの方が暗くて恐かった。
アムステルダム観光 [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
国立美術館行って、ゴッホ美術館行って、風車なんかも見に行っちゃったりして、なんだか照れちゃうくらいフツーなアムステルダム観光の一日。ただここの風車は、時間がすでに夕方だったせいもあるかもしれないが、わたし以外の観光客はひとりもいなかった。
それにしてもオランダは美術館の入館料が高い。フランスの主要美術館の倍近い値段とられる。自国の英雄ともいえるレンブラント、フェルメール、ゴッホ達は安売りしないというオランダ人の意地なのか、観光客に対する剥き出しの商売根性なのか。もちろん、入館者が展示物にそれだけの価値を見出せればそれでなんの問題もないわけだが。
それを思うと、ルーヴルなんかは安すぎる。もっと払ってもいい。わたしはミュージアムパスを使ったのでさらにお得感が強く、むしろ申し訳ないくらいだ。
それにしてもオランダは美術館の入館料が高い。フランスの主要美術館の倍近い値段とられる。自国の英雄ともいえるレンブラント、フェルメール、ゴッホ達は安売りしないというオランダ人の意地なのか、観光客に対する剥き出しの商売根性なのか。もちろん、入館者が展示物にそれだけの価値を見出せればそれでなんの問題もないわけだが。
それを思うと、ルーヴルなんかは安すぎる。もっと払ってもいい。わたしはミュージアムパスを使ったのでさらにお得感が強く、むしろ申し訳ないくらいだ。
ドイツ入国 [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
みるもんは全部みちゃったので、もう帰るのかといったらそうでもなく。今回使っている航空会社の成田直行便が出ている街までふらふらと各所を巡ろうかな、と。
というわけで16カ国目、ドイツに突入。
ケルン。
大聖堂だけが異質にそびえ立ち、それ以外は実に近代的な都市景観が広がっていた。
まぁしかし、街の雰囲気の良さ、安心感が、アムステルダムのそれと比べたら桁違いに高い。ブリュッセルと比べてアムステルダムは雰囲気が良いと思って夜歩きしていたことが、なんと危なっかしいことか。
同じドイツ内でも更なる大都市だとまた別なのだろうが、ことケルンにかんしていえば、新宿を歩く方が恐い。
というわけで16カ国目、ドイツに突入。
ケルン。
大聖堂だけが異質にそびえ立ち、それ以外は実に近代的な都市景観が広がっていた。
まぁしかし、街の雰囲気の良さ、安心感が、アムステルダムのそれと比べたら桁違いに高い。ブリュッセルと比べてアムステルダムは雰囲気が良いと思って夜歩きしていたことが、なんと危なっかしいことか。
同じドイツ内でも更なる大都市だとまた別なのだろうが、ことケルンにかんしていえば、新宿を歩く方が恐い。
フランクフルトでフランクフルトを喰らう [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
ま、そりゃね、来たからには食わなきゃね。
ちなみに、ナポリにナポリタンがないのと同様、フランクフルトに“フランクフルト”という食べ物はないんだぜ。みんな知らないだろう。
で、本当のフランクフルト名物、リンゴ酒と、リップヒェンという豚あばら肉の塩漬けに挑んでみた。
リンゴ酒は下戸のわたしでも飲みやすくてうまいのだが、リップヒェンがぜんぜんおいしくなーい。
『名物にうまいものなし』の格言どおり。
いや語弊があるか。
わたしの口には合いませんでした。
まぁとにかく味は“豚肉の塩漬け”ってそのまんま。塩味しかしねぇ。付け合わせの野菜も同じく塩漬けされてるようで、塩味しかしねぇ。
ただひたすら塩味しかしねぇ。ずーっとしょっぺぇまま。
酒のつまみにはいいのかもしれないが、おれにはわからん。
またこの量。つまみどころじゃない。何グラムあるのかわからないが、言い換えればこれ“肉塊”だ。こんなしょっぺぇもん、こんな大量に食えるかっての。
もしかしてこれ、ひとりで食うもんじゃないの? というか、地元民はこれ食ってるのか?
ま、結局全部食ったけどね。残さないのが日本人の礼儀だ。そして意地だ。
いやわたしも相当なバカ舌かつ痩せの大食いだったりするのだが、欧米人の舌と胃袋は次元が違う。
よくいわれることだが、食い物はやっぱり日本がいちばんうまい。
ちなみに、ナポリにナポリタンがないのと同様、フランクフルトに“フランクフルト”という食べ物はないんだぜ。みんな知らないだろう。
で、本当のフランクフルト名物、リンゴ酒と、リップヒェンという豚あばら肉の塩漬けに挑んでみた。
リンゴ酒は下戸のわたしでも飲みやすくてうまいのだが、リップヒェンがぜんぜんおいしくなーい。
『名物にうまいものなし』の格言どおり。
いや語弊があるか。
わたしの口には合いませんでした。
まぁとにかく味は“豚肉の塩漬け”ってそのまんま。塩味しかしねぇ。付け合わせの野菜も同じく塩漬けされてるようで、塩味しかしねぇ。
ただひたすら塩味しかしねぇ。ずーっとしょっぺぇまま。
酒のつまみにはいいのかもしれないが、おれにはわからん。
またこの量。つまみどころじゃない。何グラムあるのかわからないが、言い換えればこれ“肉塊”だ。こんなしょっぺぇもん、こんな大量に食えるかっての。
もしかしてこれ、ひとりで食うもんじゃないの? というか、地元民はこれ食ってるのか?
ま、結局全部食ったけどね。残さないのが日本人の礼儀だ。そして意地だ。
いやわたしも相当なバカ舌かつ痩せの大食いだったりするのだが、欧米人の舌と胃袋は次元が違う。
よくいわれることだが、食い物はやっぱり日本がいちばんうまい。
フランクフルトを歩く [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
というわけでフランクフルトにいるんだけども、ルクセンブルク同様、誰もが一発で“フランクフルト”だとわかるランドマークがない。
いやほんと、フランクフルトにいるんですよ。
といいつつ、わたし自身も異国にいる実感が湧かない。
高層ビルは建ち並んでるわ、繁華街に人がベラボーにいるわ、やっぱりケルンに比べたら街のガラが悪いわで、新宿にいる気分と変わりがない。たまに見える教会が、なんとか異国情緒を取り戻してくれる感じで。
まぁいいや。
明日はまた一転して、まったく違う景色をみることになる予定なので、今はまだ都会の良さを味わっておこう。
いやほんと、フランクフルトにいるんですよ。
といいつつ、わたし自身も異国にいる実感が湧かない。
高層ビルは建ち並んでるわ、繁華街に人がベラボーにいるわ、やっぱりケルンに比べたら街のガラが悪いわで、新宿にいる気分と変わりがない。たまに見える教会が、なんとか異国情緒を取り戻してくれる感じで。
まぁいいや。
明日はまた一転して、まったく違う景色をみることになる予定なので、今はまだ都会の良さを味わっておこう。
ハイデルベルクへ [ヨーロッパ旅行2011 ~現地からこんにちは~]
はい、都会を離れて、まずはハイデルベルクへ。
ハイデルベルク城へ行ったり、山登ったり。
ハイデルベルク城へ行ったり、山登ったり。