損して当然とわかってるつもりでも [舟・馬・自転車]
ものすごーく久しぶりに競馬場へ行ってきた。
電話投票に加入して以来、本場に行く機会はめっきり少なくなり、せっかくのJRAカード所持も宝の持ち腐れになっていたのだが、今回は諸事情により職場の後輩ふたりを招待することにあいなった。
みる人がみればわかると思うがそこはロイヤルボックス席。「ロイヤル」ということばには縁遠い我々にはまぁ場違いなこと。雰囲気にのまれるわ、最近はずっとi-mode投票をしていたためマークシートに戸惑うわで、係りのおばちゃんに訂正されること数回。そのあげく収支も惨憺たる結果に。
根っからの貧乏性の発揮で、「せっかくの指定席なんだから1Rから楽しもう」ということになり、調子に乗って全レースに手をだしてしまった。それで儲かるわけないわな。で、他のふたりはというと・・・。
この記事の掲載時間をごらんください。どこにも寄らずまっすぐ家に帰ってきたわけで。
ターフを照らす夕日は、我々のこころと共にただ沈みゆくだけであった。
突然だが競輪のはなし [舟・馬・自転車]
そんなに老け込む年齢でもないのだが、いつまでたっても風邪が治らないので、やはり年のせいかなと思ったりして。
で、風邪薬を睡眠薬がわりにして惰眠をむさぼっていたら、起床時間が18時。うっ・・・、決勝戦が・・・。
早めに起きたら松戸へ、無理なら電話投票でいいかと、目覚ましをかけずにいたらこのザマである。まぁいいや、で、誰が勝ったの?
鈴木誠? おおそうか、やっと勝ったか。地元だしよかったね。武田は先行できなかったみたいね。吉岡も惨敗みたいで。
ということで、すべてがまるくおさまった。買ってたらはずしてたわ。
気分がいいので試しにモブログ [舟・馬・自転車]
やっぱり咲いてるとこには咲いてるわけで。空には雲ひとつなく、日差しはやさしく、自転車は穏やかになでる風のなかを走り、i-podはフェイ・ウォンの『天使』をきかせてくれて。もうなんだか泣けてきた。
アイドルもたいへんね [舟・馬・自転車]
競艇イメージガールの優木まおみ。競艇のイメージはこんなおねーちゃんだそうで。なけなしの年金をつぎ込む酔っぱらいのジジイの怒号とカメラ小僧の熱い視線のなか、笑顔でトーク。大変な仕事えらんだねぇ。
楽せず歩いてみるものだ [舟・馬・自転車]
と、まぁ勢いでモブログを試してみたのだが、iショットからの画像じゃかなり見苦しいし、こんな実況したところで誰も読んでないだろうし、もういいかな。通信料もバカにならん。
まぁいいや。それはそうと、多摩川競艇場の帰り道。大損こいてしょんぼり。こういうときはなんだか歩きたくなるもんで、無料バスは使わずに多磨霊園駅まで足取り重くハイキング。まとわりつく後悔を一歩一歩振り払いながら、ふと気付くと前に立川談春と蛭子能収が。別に驚くことはない。競艇場周辺にこのふたりというのは競艇ファンにとっては見慣れた風景であり、わたしも当たり前のように後ろを歩いていた(すっかりこのブログのことを失念していた。写真はさすがに気がひけるが、サインでももらってればこのブログにもハクがついたんだが)。
で、ちらっと聞こえたふたりの会話。
談春「多磨霊園でコーヒーでも飲んでいきますか」
蛭子「コーヒーなら、そのままシモキタでて飲みましょうよ。もう段取り悪いんだから」
談春「あんたに言われたくないよ!」
文字にしたらどうってことない会話なのだが、わたしは後ろを歩きながら笑いをこらえるのに必死であった。テレビでみるふたりのやりとりの雰囲気そのままなのである。さすがなのはやはり談春。真打の落語家だけに話の間や声質などに染み付いたものがにじみ出ていて、蛭子のことばをみごとにボケへと昇華させて日常会話を漫才へと変えてしまっていた。
まわりをみれば、観客は談春の付き人とわたしだけ。実に贅沢な帰り道である。プロの話芸を特等席で聴けたのだ。競艇では負けたが、それも安い鑑賞料となった。