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いってきます [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 午前5時。
 なにやらゴソゴソとやって出かけようとするわたしに気付き、同居する母が起き出してきたので声をかける。

 「ちょっとでかけてくる」

 「あ、そう。何時頃帰ってくるの?」

 この会話はもはや恒例行事になりつつあり、薄々母も察していただろう。

 「夕方頃。29日の

 しかしなんだ、いつもと1ヶ月違うじゃないか、と。
 いや、今回はバレンタインがどうとかいうのは関係なく、明確な目的が、3月のこの日に設定されているのだ。

 こちらの準備はすべて整っている。
 こちらがいくら準備しようとどうにもならない要因もあったが、それも先日どうにかなった――というかどうにかしてくれた。

 “おれはこの時のために旅してきた”

 つきなみではあるが、22日(日本時間23日)、そう云えることを願う。

 というわけで行ってきます。
 生きていればまた1日後に。
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カリフォルニアの青いバカ [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 すべてはこのために。
 たとえ日本が日本ラウンドで敗退していてもいい。どんとこい、オランダ×メキシコ。NPB外国人オールスター、ドジャースタジアムで夢の対決。観たいじゃないか。
 アメリカ観光おまけでちょいと野球観戦になる覚悟をもって、昨年すでに決勝ラウンド3試合のセット券を買っていたのだよ。
 まぁとりあえず、日本が勝ち残ってよかったんだけども。
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 で、来ちゃったんだけども。
 じつはここまでに、いろいろありまして。
 ロサンゼルス空港に到着してスマホのSIMカードをアメリカ用のものに入れ替え、設定が済んだと思ったら突然再起動を繰り返し始め、策もないまま1時間格闘していたらいつのまにか直っていたということがあり。
 空港からロス中心部へはケチって地下鉄で行こうと、地下鉄駅までの無料バスに乗ったはいいが、降りる場所を間違え、まあいいや徒歩でと思って30分ほどさまよったあげく結局地下鉄駅の場所がわからず、近くのホテルから無料のシャトルバスで空港に戻り、ユニオン駅までの有料空港バスに乗るという始末。
 すでにへとへとで宿に着き、チェックイン。ここでは、宿泊予約サイトで支払い済みのはずが、宿でも請求があり、2重支払いになっていたことが判明。取り消したりなんだりでまた時間をとられ。
 まだまだ。ドジャース戦開催時はユニオン駅から、試合チケット所有者は無料のバスが出ているということなので期待していったら、そこはそれ、ドジャース戦ではないので運行なし。やむなく慣れない土地での路線バス利用で、場所やらなんやらを調べるのに手間取り。

 わたしがバカだからしょうがないのだけども、やっと席に着いたら19時でやんの。
 えぇ、バレンティンのホームランも、バンデンハークの乱調もみてませんよ。
 でもいい。その乱闘寸前の白熱の展開。WBCだよ。

 そして聞きしに勝るプエルトリコの応援の盛り上がり。
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 それにひきかえ、ラルプ・デュエズには遠く及ばないオランダコーナー。
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 はじめはどちらが勝とうがどうでもいいと思っていたが、こうなるとどうにもオランダ寄りに。
 ほら、どうせ次の日本×アメリカでは、鳴り響く「USA USA」コールの中、スタンドでおれはひとり、屈強な白人男性達に囲まれ、試合展開によっては口汚く差別用語を浴びせ続けられるわけだ。だから仮に日本が勝ち上がったとしても、プエルトリコ相手では、2戦連続完全アウェーになってしまう。いやきびしいでしょ。

 でもね、日本戦でオランダの下位打線の弱さはすでに露呈していてだね、案の定タイブレークで如実にあらわれてしまって。
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 まぁいいや。とりあえず明日勝って、決勝の心配をしよう。
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涙雨 [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 さて、この日のためにアメリカくんだりまでやってきたわけだが、試合まで時間はたっぷりあるので、ロス観光。
 じつは飛行機内で、奇しくも『ラ・ラ・ランド』を観ていたのでグリフィス天文台に行ってみようかと思ったが、土・日曜しかバスが運行されておらず、他に足がないわたしは断念。
 で、えーと・・・もうロスでみたいものが思いつかない。
 ま、とりあえず行くだけ行ってみた。宿もわりと近かったもので。
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 さらに、ガイドブックに導かれるまま、トレンドに敏感なシャレオツヤングなL.Aっ子が集まるというメルローズアベニューをいたずらに歩いてみようと思って、バスを降りたら雨が降ってきやがった。いやそもそもまったく用はないので、すぐに向かいのバス停へ。
 もういいや。わりといい時間だ。
 また試合が長引くとやっかいなことになるので先に夜食を買って宿に引き返し、防寒具を装着して、さぁ、ドジャースタジアム。

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 主軸が打てず、エラーが失点につながる。そりゃ勝てませんよ。
 菊池選手がホームランを打ったときは、うれし涙の雨かと思ったんだけども。
 まぁしかし、誰を責めるわけにもいかない。みなさんここまでよくやりました。
 ドジャースタジアムで野球観戦できたんだ。これ以上なにを望めというのか。

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 えぇ、決勝、行きますよ。わたしは。チケット持ってるんだもの。
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サンタモニカの風 [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 さあついに決勝戦だが、その前に。

 来て来て来て来て――
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 ――来ちゃった。

 まぁしかし外人さんはお元気ねぇ。おそらく15℃いくかいかないかぐらいで、ガリガリ日本人のわたしにはけっこう寒いのに。
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 来たはいいがとくにすることもないので、サンタモニカからベニスまでビーチを歩く。
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 なにも確認せずにぼんやり歩いてたのだが、どうやら3km以上あったようで、こりゃまずい、試合に間に合わなくなる。
 バスでサンタモニカに引き返し、メトロを乗り継ぎ乗り継ぎ――

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 あとはみなさん、ご存知のとおり。
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 まぁアメリカが勝って、面目躍如ができたのはよかったんじゃないでしょうか。
 これでもう少し開催国絶対有利システムが改善の方向に向かってくれれば。もちろん、MLB主催なわけだし、決勝ラウンドのアメリカ開催は動かせないのだろうけど。
 というか、これで満足して、もう開催しないなんてことはないですよね?
 カーショー、シャーザークラスが「おれもあの場にいたかった」と思って、次に出る気になってたらもったいないでしょ。
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2017年散財の旅 ~サンタアニタの春~ [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 さて、もうロサンゼルス滞在は最終日なのだが、出発まで時間がある。さて、どうするか。
 いや、すでに日本で予定は立ててあるのさ。

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 サンタアニタパーク競馬場でございます。

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 イギリスでもそうだったが、ここではさらに、観客と馬、騎手の距離が近い。
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 日本でこれだったら、騎手刺されちゃうよ。

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 装鞍所がパドックも兼ねているようで間近で見ることができる――そもそもパドックは2周くらいしかしてくれない。

 その装鞍所からパドックへの通路で眺めるわたしの前で突然立ち止まり、見つめ返してくる馬がいた。
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 この3番Bar Scene。
 レースプログラムも買ったはいいが、なにが書いてあるかさっぱりわからないから、決め手はこういうことしかない。ぱっと見、馬体も悪くなさそうだし、単勝2番人気で実力も上のよう。
 よし、かわいい3番ちゃん、単勝でビシッと買っちゃうよ。金額は恥ずかしいから云わないけど。
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 そしたらあなた――

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 ありがとう3番ちゃん!
 日本でもめったに当たらないのに!
 おかげで今日の交通費と飯代くらいはとれたよ!
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 さて。
 最終日といっても、“ロサンゼルス滞在”が最終日なだけでね。
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この道ずっとゆけば [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 えぇ、まだ帰りませんよ。もう来られない可能性が高いので、行けるところにはなるべく行きたい。
 で、もったいぶったってすぐ下に画像も上げるし、しょうがないので云っちゃうが、グランドキャニオンに行くんですよ。
 ロサンゼルスからグランドキャニオンまでの道のりは、自動車免許も金もないわたしには公共交通機関の個人手配による乗り継ぎしかなく、鉄道だろうがバスだろうが、これがまたひじょうに過酷なスケジュールになっている。
 アメリカ人にもこの方法はあまり一般的ではないらしく、ロスの宿をチェックアウトする際のフロントのおっさんとの会話――

 「次どこ行くの?」
 「グランドキャニオンっす」
 「ドライブ? あいや、あんた車じゃないよね?」(この宿はモーテルだったので、わたしが自動車を使ってないことを知っている)
 「トレインっす」
 「は? もしかしてアムトラック? はぁ、まぁよい旅を」

 なにやらロスから鉄道でグランドキャニオンまで行けるのを知らない、あるいは英語をろくに喋れない日本人がひとりでたどり着くのは難しい道のり、という認識のような口ぶりであった。
 いちおう、『地球の歩き方』にも載っている行き方だし、もうすでに往復の交通手段はすべて予約しているし、だいじょうぶなはずなんだが、ただ、もしかしたらこのあと待ち受ける過酷なスケジュールを、おっさんは知っていたのかもしれない。

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 たとえばそう、この列車が夜行だということとかを。

 18時発。
 席の隣にはいかつい白人のおっさん。
 寝たんだか寝てないんだかわからない状態で10時間揺られ、朝4時過ぎ。降ろされたのがウィリアムズ・ジャンクションという、駅というか、停車場というか。
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 ほんとうになにもない。林の中に照明とこの看板があるだけ。おそらく、次のグランドキャニオンへの交通機関への乗り換えのためだけに設置された停車場と思われる。
 そしてここで降りたのはなんとわたしひとり。あの巨大な列車がほぼ満員だったのに、わたしひとり。『地球の歩き方』にも載っているのに。いやこの手段、ほんとうに特殊なのかもしれない。
 で、その次の交通手段、グランドキャニオン鉄道の駅までのシャトルバスとして大型ワゴン車と運転手のおっさんが待っていた。
 ここで降りたのがわたしひとりで、写真を撮ろうとしているわたしをおっさんが待っているということにやっと気づいて、慌てたらピンぼけという。
 どうやらわたしが英語を喋れないと察したおっさんが話しかけてくることもなく、ふたりきり、車内が気まずい雰囲気のまま、車は舗装もされていない林道をとおりぬけ、ウィリアムズの街に入り、グランドキャニオン鉄道が経営するホテルに着いた。
 ここのホテルのロビーのソファで仮眠をとったりして3時間待ち。過酷だ。

 夜が明けて、いよいよグランドキャニオン鉄道。
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 このグランドキャニオン鉄道。がっつり観光列車だということを知ったのが、すべて予約を完了して旅程をかえられなくなってからのこと。

 まずはショーを観ろ、と。
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 だってチケットに含まれてるんだもの。

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 まあ、ここまではいい。

 いよいよ列車に乗り込み、逃げ場がなくなって。
 いざ出発となると、次は客車一両ごとに担当者がついていて、マイクでいろいろ説明や観光案内をしてくれるのだが――
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 ――案の定、客いじりが始まる。しかも全員。
 わたしの番がまわってきて、とりあえず“英語わからないので次いってくれ”アピールをするも、「ほら、スマホ持ってるでしょ、翻訳できるでしょ」と。
 それは精一杯のサービス精神なんでしょう。わかる。わかるし、ありがたいけども、世界にはいろんな気質の人びとがいるということもわかっていただきたい。
 過酷だ。

 まだある。
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 「ほらみんな知ってるでしょ?」と、カントリーソングを。
 いや知らねぇし。
 しかし、車内で大合唱が始まった。
 あぁそうだ。カントリーソングなら知ってるのだ。アメリカの一般的白人なら。
 車内を見渡すと、ほぼ中年以上の白人。もちろんひとり客なんてわたししかいない。観光列車に乗ってグランドキャニオンへ行こうなんぞするのは、ある程度ふところに余裕のある、トランプが勝ってしまうような「アメリカが世界のすべて」だと思っている文化の中にいる、カントリー好きのこういう人たちなのだろう。
 過酷だ。

 いやすいません。こういうものと知らず、のんびり鉄道旅を決め込んで予約してしまったわたしがぜんぶ悪いんです。郷に入っては郷に従わなくてはならないし、このお兄さんもお嬢さんも、「さあみんなで楽しもうよ」と精一杯やっているのだろうが、さすがに性質が違いすぎてどうにもならない。
 お礼というよりお詫びのつもりで、お兄さんにチップを渡した。
 ちなみに、途中で『カントリーロード』の大合唱があり、お、これならわかるぜ、と思ったが、とっさに思い浮かぶのは『耳をすませば』版という。
 「日本にはな、素晴らしい訳詞があってだな、もはやオリジナルを超えてるんだぜ」とは、もちろん言えるわけもなく、心の中に留めておいた。そもそも英語がわかんねぇし。

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 いちおうフォローしておきますが、ある程度の英会話力があって、人見知りしない性格であれば絶対に楽しめるはずなので、グランドキャニオンに行かれる方は検討してみてはいかがでしょうか。自動車でウィリアムズに前乗りするのが前提ですが。
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グランドキャニオン [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 過酷な道をゆき、やっとこさたどり着いた。
 一泊するので、ゆっくり日没も。
 グランドキャニオン。
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グランドキャニオン 2日目 [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 本日は朝から、“ブライトエンジェル・トレイル”というトレッキングロードを使い、時間と体力が続くかぎり谷底を目指してみる。
 が。
 これほんとに降りられるようにできてきるのか。
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 ある程度降りてきたが、ここのあまりのスケールに遠近感やらなんやらが麻痺して、自分がどこをどう降りてきたのかさっぱり理解できない。
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 植生などもすっかり変わって、“インディアン・ガーデン”という場所までたどり着く。歩行距離7.2km、標高差933mを撮影しながらでも2時間。体力も余裕で、もう少し先まで行きたくもなったが、そう、ここまで降りてきたんだから、帰りは登らなければならないのだ。しかもわたしの装備は、いちおう安いトレッキングシューズを履いてはいるが、ジーパン姿という、山男に怒られそうな装備でもあったので、ここらが潮時と判断。帰る。
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 下から見上げても、やはりここをどう行けば元の場所にたどり着けるのか、想像がつかない。一度通っている道なのに。
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 そうしたら、とつぜん雷鳴とどろき、そこから雨が降ったり止んだりを繰り返し始めた。
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 やはり引き返してきてよかった。じつは雨具も用意してなかったのだ。しかも3分の1程度登ってきた時点ですでにへとへとでもあったし。山男に怒られるね。

 それにしても、あらためて見下ろしても、どこをどう登ってきたのか、さっぱりわからない。

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 雨は豪雨になることもなく、無事に上までたどり着いた。
 で、へとへとではあるが、グランドキャニオン滞在はあと3時間ほどしかないので、昨日行けなかったウォッチングポイントをまわる。

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 雨ばかりでなく雪まで降ったりして。いい経験をさせてもらった。
 テレビなどで見て知った気になっていたが、いや、こればかりは実際にここに来て、見て、身をおいてみないと、スケールや色のコントラストなど、なにもわからない。これだけ画像を貼っておいてなんだが。
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フラッグスタッフの夜 [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 この旅にはいくつかの懸念があって、まずはロサンゼルスの治安。
 本来の旅の目的であるところのWBCは、球数制限のおかげで投手交代が頻繁にあり、試合時間が長引く傾向がある。よってド深夜に宿に帰る可能性も考えられ、ひじょうにびびっていたわけだ。ヨーロッパ、とくにスペインは、渡航前にさんざん脅された挙句、けっきょく行ったら行ったでなにも不安になることなく夜歩きしまくることができたので、まぁ今回もだいじょうぶだろうと思いたいのだが、アメリカは銃があるし。
 で、実際、初日からオランダ×プエルトリコが長引いて、宿に帰ったのが日付が変わってからになったりしたのだが、これがまた拍子抜けするぐらいなにも起こらず。まぁそもそも、治安が比較的良いとされる地域の、さらに地下鉄駅からすぐの宿を利用したので、夜歩きといえるほどの距離を歩いていない。地下鉄自体は人が少なくてそれはそれで怖かったのだが、こちらも何事もなく済んだ。
 とにかくロサンゼルスステージはクリア。

 次はグランドキャニオンの往復に待ち受ける、長大な待ち時間である。
 往きのウィリアムズでは、前記のとおりホテルのロビーで仮眠が取れたため、どうにかクリア(かわりにグランドキャニオン鉄道での苦難が待ち受けていたわけだが)。

 さて、帰りである。
 そのままロサンゼルスに戻るのではなく、別の街へ別の手段で向かう。
 まずは予約制のシャトル便でフラッグスタッフという街へ行き、そこから長距離夜行バスで目的地へ、という予定なのだが、このバス待ちが、20時から1時までなのだ。しかもシャトルを降ろされる場所がアムトラック駅で、ここからバスターミナルまでけっこうな距離を歩かされるようだ。
 知らない街で5時間。天気予報をみたら最高気温30℃最低気温0℃とか、数字を見るだけで体調を崩しそうななか5時間。長距離バスのターミナルなのだから吹きさらしということはないだろうが。
 とうぜんフラッグスタッフという街がどんなところなのかは調べた。旧ルート66沿いの街で、今は大学があって学生街としても発展しているそう。グーグルストリートビューでも見てみたら、それほど寂れた田舎町でもなさそうだが、昼と夜では雰囲気は違うだろうし。

 で、着いてみたら――
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 ――杞憂だった。これがアメリカの典型的地方都市というやつなのかどうか。

 バスターミナルへの道のりは――
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 ――暗い。さすがにけっこう怖い。が、それは直接的な暗闇の怖さで、犯罪への怖さはまったく感じない。いわゆる閑静な住宅街なのだろう。暗くてわからないが。
 ただ、ここをすぎると中規模のショッピングモールみたいなところもあって、不安はますます解消される。

 さぁ、バスターミナルに着いた。
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 ターミナルといっていいかはわからない小ささだが、待合所はしっかりした作りで寒さはしのげる。さらに、スマホ充電の電源もとれたおかげでこのブログの更新もでき、それで時間までつぶせた。

 はい、長々と書きましたが、けっきょくなにも起こってないんです。すいません。

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ベネチアの夜 [はじめてのアメリカ本土上陸~現地からこんにちは~]

 フラッグスタッフから乗った夜行バスで着いたのは――
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 ――はい、ラスベガス。

 せっかくなのでトランプを入れた画像にしたのだが、宿泊するのはここじゃなく――
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 ――はい、きましたベネチアン。本物のヴェネチアに行ったことあるのに、あえて偽物に泊まるというプレイ。ちなみにディズニーシーには行ったことがない。

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 そしてここにおっさんひとりで泊まるプレイ。
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 こんなに椅子があってどうするのよ。おっさんひとりなのに。もちろん、せっかくなので全部座ってみたがな。
 テレビが2台、風呂にも1台ありやがる。
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 夜になって、向かいのミラージュへ。有名なそれ。
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 で、ラスベガスといえばカジノだが。
 今回の旅費をぜんぶ取り戻してやるという意気込みだったが。

 溶ける。
 カネが。
 カネが溶けていくよ。
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