SSブログ

戦争と平和 [TV観戦]

 サッカー、イラン対日本。
 どっちが勝とうがどうでもいいじゃないの。わたしは普段からサッカーをみているわけではない故、特別思い入れのある選手がいない。無論、代表選手に知り合いがいるわけでもない。わたしだけでなく、サッカー素人ながらテレビにかじりついていたほとんどのひとと日本代表との共通点は、同じ国籍というだけであろう。わたしはそんな理由で応援する気になどならない。
 愛国心、国枠主義。あーきもちわるい。それが人間の本能なのだとしたら、なんと業の深いことか。こりゃ戦争は無くならないわ。
 よりによってなんで中継がテレ朝なのよ。なんで金曜深夜なのよ。世間がさわごうがなんだろうがどうでもいいから、とにかくおれに『タモリ倶楽部』をみせてくれ!


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:テレビ

だからわたしゃ仏教徒じゃないんだって [TV観戦]

 『ルーヴル美術館ミステリー「モナリザはもう一枚あった」』
 いやブームになっちゃってるね。わたしゃこういうの大好きで、好きだからこそあまり期待せずにみたのだが・・・。
 興奮できたのは、噂にきいていたもう一枚のモナリザをブラウン管をとおしてだがみることができたことだけで、他は特に目新しい事実はなく。しかし世間一般は衝撃の事実として受け取るのだろうか。うーん、興味のないひとには知識が入りようもない分野なのかも。普段の会話でシオン修道会がどうとか、マグダラのマリアがこうとか出ようがないからわからんけど。

ダ・ヴィンチ・コード (上)
 これが売れてるってことはやはり一般には衝撃の内容なんだろうが、この『ダ・ヴィンチ・コード』だって、本編で主人公もいっているのだが、特に目新しい事実が書かれているわけではないのだ。今までさんざんモナリザ研究、キリスト研究はされており、関連の著書は掃いて捨てるほど膨大な数が刊行されている。『ダ・ヴィンチ・コード』はそこではすでに常識にもなっているような事実をもとに著者ダン・ブラウンが作った「暗号」を解いていくというだけの、けっこう子供だましな感のする話。また、名所、旧跡を舞台にした描写からは、日本の2時間ドラマ、旅情ミステリーを思わせ、なんだか安っぽくも感じさせる。
 研究書ではなくエンターテインメントのかたちをとったことで、事実に目をむけようとしない保守的なキリスト教徒や、キリスト教史に無知だった人々の目を開かせたということで本書の意義は大きいが、
レックス・ムンディ
もっと以前に、しかも日本で、更にエンターテインメントとしてももっと上質なものがしるされていたということがあまり知られてないのが悔しい。

 

 

 おお、いまさらこんなベストセラーの書評をするつもりはなかった。冒頭のテレビ番組ね。とにかく見所はもう一枚のモナリザだけで、他にこの番組独自の新発見などはない。タイトルには『ルーブル美術館ミステリー』とあるが、「もう一枚のモナリザ」はルーヴルにあるわけじゃなく、イエスの謎やらも直接ルーヴルに関わることではない。こりゃ無理やり『ダ・ヴィンチ・コード』ブームにつけこんじゃったか? さらにはどうしたことか、ルーヴル美術館館長や主任学芸員までわざわざご出演。世界の北野のネームヴァリュー発揮か? と思っていたら番組の最後に・・・。そういうことだったのね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

愛をください [TV観戦]

 NHK人間講座『美輪明宏 人生・愛と美の法則』最終回。
 こりゃとんでもない番組が始まるぞと思って初回を観たら、美輪明宏がワンショットで延々と愛と美について語っている。うーん、やっぱりすごかった。すごすぎてわたしにはついていけず、以降観てなかったのだが、念のため最終回も観てみたら、やっぱり愛と美、ついでに平和についてひとりで語り尽くしていた。

 都会では自殺する若者が増えてるそうだが、問題はきょうの雨で、わたしには傘がない。

 誰がフジテレビを経営しようが、今後JALが運営を改善しようが、それで果たしてわたしに愛を与えてくれるのかと。
 美輪明宏が語っている時点でかなり浮世離れしてるように感じられるかもしれないが、日々テレビで流れるニュースより、「愛」の方がよっぽど重要かつ現実的な問題であるし、より希求すべきテーマである。やっぱり愛だね愛。まず愛がなくちゃなにもはじまらないってことよ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

夢と現実 [TV観戦]

 3/29放送BSアニメ夜話『映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲』
 以前からオトナ論をぶっていたが、余計な説明や理屈はいらなかった。はなしは簡単。この『オトナ帝国・・・』のヒロシに号泣するひとがオトナである。

 この21世紀はあの頃夢みていた21世紀とは違う。ビルの谷間を縫うチューブのなかを走るエアカーなんてどこにも見当たらず、ロボットのお友達アシモはアトムにはほど遠い。
 あの頃はプロ野球選手になりたかった。パイロットになりたかった。いまの仕事は本当にやりたいことではない。  人生やりなおせたら・・・
 いやしかし、それでも愛する妻がいて、かわいい子供がいる。この現実は無上の幸福であり、その家族のためにも営業で頭をさげて頑張る日常へと、こどものヒロシは父ヒロシへと帰っていくのである。

 このシーンでヒロシといっしょに泣くのがオトナである。あの頃の夢は、寂しいけどこども達に託し、それが実現できるような希望をもてる環境をつくるのが、いま真のオトナに与えられている役割なのだ・・・あぁだめだ。思い出すだけで泣けてくる。ここでは『アニメ夜話』の感想を書くつもりでいたのだが、感情が昂ぶって番組評どころではない。我が家にはBSをみる設備がなく、録画したテープを見終わったのが先ほどということで時機を逸したし、また万博関連でタイムリーともいえるが映画自体は古く、もともと人気作でもあるため今さら作品評もなんなので、もうこのへんでやめておく。

 とにかく『クレヨンしんちゃん』というだけで敬遠していたひと、観てくれ。期待しすぎると観終わった後がっかりしてしまうものだが、これは別。わたしも最初はひとにすすめられ、がっつり泣くつもりで観たのだが、目に涙を浮かべるどころではない。声をあげて泣いた。この歳になって嗚咽をもらす泣き方をするとは思わなかった。

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2002/11/25
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

セ・リーグ開幕 [TV観戦]

 うーん、上原オープン戦あんまり投げてないしなぁ、いいときの黒田には手も足もでないしなぁ、不安だなぁ・・・。
 え? うきゃー! ミキティー!! 世界選手権終わったらフジ以外にも解禁なのね。おい、脚ばかり映して、魂胆が見え見えのカメラワークだぞ。
 ぬおー、ナイスストライクだミキティー! おれだってそんな簡単に真ん中に投げられないぞ。

 始球式でおなかいっぱいだわ。上原のフォークが見切られてるのも気にならない。由伸のホームランも、あぁよかったねって感じで。もう優勝できなくてもいいや。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

それはほんとうにタモリの発言なのか [TV観戦]

Yahoo!ニュース - 夕刊フジ - 長寿秘訣は「ぬるさ」…タモリ倶楽部23年に



 おなじみAさんから「yahooのニュースでタモリ倶楽部のことが書いてある」との情報を得て、家に帰って早速見てみたら、「今年の10月に23年目を迎える」って、なんで今この時期に? そんなにネタがないのか夕刊フジ。やっぱりあれか、フジサンケイグループをあげて、反ライブドアの人物を持ち上げようってことか?

 それにしても、ほんとうにタモリはニッポン放送の番組を降板するのだろうか。記事のとおり、タモクラでみせるようなぬるさ、やる気のなさが、わたしにとってのタモリの魅力であり、尊敬する点であった。


タモリのTOKYO坂道美学入門 鉄道、巨大土木建築、地図、そして坂道と階段。タモリが興味を示すものすべてがわたしの趣味と一致した。そんな、趣味にいきる文化系の父、タモリパパに政治的言動はまったくもって似つかわしくないのだが・・・。(ちなみにこっち側の人間としてわたしが尊敬するひと、みうらじゅんアニキ、井上陽水先生、みんなグラサンだわ)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

 [TV観戦]

 オープン戦あんまり見てなかったから知らなかったが、西山ってジャイアンツ来てたのね。見事な広島顔なんで、かなりの違和感あり。
 それにしてもキャリー・アン・モスはトッティーに似てるね。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ちばテレビーム [TV観戦]

J-WAVE WEBSITE:GOLDEN TIME



 ふたりの番組が曜日移動した。期待通り、内容はほぼ変わらず。まぐろちゃんがいないのはちと寂しいが。
 で、ヘビーリスナーなら何度も聞いたであろう「ジャガー」の名。このひとの曲をラジオで聴けるのは『ゴールデンタイム』だけ。番組初回から流してくるとはさすがだ。みうらアニキは「誰も知らないだろう」とおもしろがって公共電波に、しかもj-waveで流しているのだろうが、しかし、千葉県、東京極東地域ではけっこう有名だったりするんだな、これが。
http://www.chiba-tv.com/jaguar/index.html
 千葉テレビを視聴できる環境にあれば一度みてほしい。かなりアヴァンギャルドな番組です。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

百寺巡礼 [TV観戦]

五木寛之の百寺巡礼



 満願成就、百寺巡礼達成。最初が五木寛之の個人的思い入れのある室生寺だっただけに、最後も九州編ということで、出身地福岡のどこかゆかりのある寺へ行くのかなと思ったら、とくにそうでもなかったみたいで。
 総集編にもあったが、この番組といえばやはり石段。いままで高い関心をよせて五木寛之の著書を読んだことはなかったが、彼が「石段マニア」を自称するに至ってから、わたしは親近感をおぼえるようになった。下記のようにタモリは本を出し、みうらじゅんは東京ドームのスライドショーで「いま石段がアツイ」と語り。やはり坂、石段に感情を揺り動かされてこそ、真の文化系といえる。


百寺巡礼 (第1巻)

 そして五木寛之の本分といえるこっちのほう。まだ全巻刊行されてないがついでに。
 平成の『古寺巡礼』を期待して読み始めたのだが、うーん・・・。コレクターとしてはしょうがなく全巻買ってはいるが、満足できたのは第1巻だけで、それ以降は正直退屈なものであった。形態としてどうしても比べてしまうことになる、司馬遼太郎大先生の『街道をゆく』。こちらを読んでしまうと、どうも読みごたえがない。
 著者も当然意識してのことだろうが、『百寺巡礼』はじつに平易でわかりやいことばで書かれている。宗教という曖昧模糊としたものをわかりやすいことばで書くというのは大変なことだし、仏教入門書として捉えればこれほどの良書はないのだが、逆にそれが仏教の奥深さ、重厚さを消してしまっている。
 さらにその平易な文章には「詩」が感じられない。『街道をゆく』は随筆でありながらどこを切り取って読んでもそれが詩になっていて、全43巻まったく飽きさせることがない。

 それぞれの寺にはそれぞれの歴史が当然あるわけで、書かれている内容ももちろん寺ごとに違うのだが、巻数が進むごとに、読後の印象が同じにものになってきてしまっている。そりゃ百寺もまわりゃ、パターンもなくなるだろうが、それにしても第1巻、第1寺のテンションを持続してほしかった。第1巻のまえがきには「百寺を達成する前にこの命が尽きるかも」なんてことが書かれてあり、その悲壮感たるや、こりゃ五木寛之の遺書がわりのシリーズになるかもと読む方にも力が入り、またその第1寺、室生寺も、上記のとおり著者の個人的な思い入れのある寺ということで、文章にも力が入っていたように感じられる(石段もあるしね。仏像ばかり観て、寺そのものにはあまり興味のないわたしでも、この室生寺は仏像関係なしで大好きな寺のひとつ。すばらしい仏像もあるのだが、それを忘れさせるくらいの雰囲気と良石段がある。ぜひ一度あしを運んでほしいといいたいところだが、あんまりひとが多いと、いい具合の寂れ感がぶち壊しになるので、なんともいえず)。

 なんてえらそうなことを書いてきたが、こんな駄ブログよりよっぽどいい本なので、仏教をあまり知らないという方には特におすすめしたい。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

松井のホームランをみながら [TV観戦]

 わたしはアメリカという国が大嫌いである。なんですき好んでドンパチおっぱじめるのか。なんでブッシュが再選してしまうのか。彼らがどういう思考回路をしているのか、わたしには理解できない。

 それでも野球を生み、野球を文化として育んだ国としてのアメリカは、やはり偉大である。


フィールド・オブ・ドリームス ― コレクターズ・エディション

 「野球」と「ベースボール」は違う、とよくいわれる。確かに競技としての性質はまったく違う。しかし、その根っこにあるもの、文化としての捉え方は日米共通なのだということを、この映画のラストシーンは教えてくれる。
 ことばを交わさずただキャッチボールをする、それだけのラストシーンでドラマとして一本の映画として成立させているのは、「キャッチボールとはボールだけを投げ合うことではない」という、競技を離れた野球「文化」、さらにその奥にある野球に対する感情、感覚の共通認識なのである。
 野球経験者でなくとも、父子関係があまり円満でない男子なら誰もが涙するであろう、このラストシーン。ここでわたしが流す涙は、話の本筋による感動の涙であり、野球を通じてアメリカの人々ともわかりあえる部分があるという、うれし涙でもある。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。