続・おれvsモダンアート2014 [ヨーロッパ旅行2014~現地からこんにちは~]
そう、やっぱりこれも、昨日観たピカソ少年期の印象が薄れないうちに行っとかなきゃと――
――また来ちゃった、ソフィア王妃芸術センター、『ゲルニカ』。
で、けっきょく、少年期の上手すぎる絵の印象なんかどうでもよくなるわけね。
2度目でも壮絶すぎて。
『ゲルニカ』の隣の部屋に展示されている、習作の母親の泣き叫ぶ絵なんかも、観てたら、こちらも泣けて泣けて。
そして今回は、前回のダリにかわって、こちらにも大量に展示されているミロに逃げる始末。
ミロはミロで、昨日観た印象と何も変わることなく“わけわかんない”ことが、なぜかホッとするという、わけのわからなさ。
まあしかし、ピカソもミロも、ついでにダリまで、若い頃はみんなすごいイケメンというのは、作品に大いに影響されているだろうことで看過できないのが、なかなかにやるせない。
――というわけで、いつのまにかマドリードにおります。
――また来ちゃった、ソフィア王妃芸術センター、『ゲルニカ』。
で、けっきょく、少年期の上手すぎる絵の印象なんかどうでもよくなるわけね。
2度目でも壮絶すぎて。
『ゲルニカ』の隣の部屋に展示されている、習作の母親の泣き叫ぶ絵なんかも、観てたら、こちらも泣けて泣けて。
そして今回は、前回のダリにかわって、こちらにも大量に展示されているミロに逃げる始末。
ミロはミロで、昨日観た印象と何も変わることなく“わけわかんない”ことが、なぜかホッとするという、わけのわからなさ。
まあしかし、ピカソもミロも、ついでにダリまで、若い頃はみんなすごいイケメンというのは、作品に大いに影響されているだろうことで看過できないのが、なかなかにやるせない。
――というわけで、いつのまにかマドリードにおります。
プラド再訪 [ヨーロッパ旅行2014~現地からこんにちは~]
前回のスペイン旅行は、トレドへ行くことが主な目的だったため、マドリード観光はほぼできていなかった。
そこで今回はがっつりと。
朝から、昨日は外観だけで済ませていた王宮内部に潜入したり、前回は行けなかったテイッセン・ボルミネッサ美術館――
――そして、行ったはいいが、時間が足りず消化不良に終わったプラド美術館。
ああ、ムリーリョのマリアさんかわいいよ、マリアさん。
やっぱりアレだよね。ムリーリョが絵師として大成したのは、なんといってもマリアさんをかわいい幼妻にしたからだよね。
奥さん、どんなパンティはいてるの? ねえ、奥さ〜ん。
お、お、奥さん、おれにもお乳を。ムーチョお乳。お乳を!
そして育ててください。おれを育ててください!
――あ、さて。
いよいよあの日が近づきましたね。日本ではもう日付はかわってますか。
今回はこれまで、ヨーロッパ主要都市を巡る、ふつーーーの観光をしてきましたが、いやいや、このままじゃ終わりませんよ、えぇ。
というわけで、あらためまして、“いってきます”。
そこで今回はがっつりと。
朝から、昨日は外観だけで済ませていた王宮内部に潜入したり、前回は行けなかったテイッセン・ボルミネッサ美術館――
――そして、行ったはいいが、時間が足りず消化不良に終わったプラド美術館。
ああ、ムリーリョのマリアさんかわいいよ、マリアさん。
やっぱりアレだよね。ムリーリョが絵師として大成したのは、なんといってもマリアさんをかわいい幼妻にしたからだよね。
奥さん、どんなパンティはいてるの? ねえ、奥さ〜ん。
お、お、奥さん、おれにもお乳を。ムーチョお乳。お乳を!
そして育ててください。おれを育ててください!
――あ、さて。
いよいよあの日が近づきましたね。日本ではもう日付はかわってますか。
今回はこれまで、ヨーロッパ主要都市を巡る、ふつーーーの観光をしてきましたが、いやいや、このままじゃ終わりませんよ、えぇ。
というわけで、あらためまして、“いってきます”。
これが私の生きる道 [ヨーロッパ旅行2014~現地からこんにちは~]
2月13日、22:30。マドリード、チャマルティン駅から乗り込んだのはTRENHOTEL。そう、あの日をすごす地へ、寝台列車の旅でございます。
で、せっかくだからと、Gran Claseという、シャワー付きのいちばん高い個室を選んだのだが、まあ狭い。
お泊りセットがついていたのでお土産にいただいとくとしてもだ、
一応二段ベッドになっていて、ふたりまで収容できるのだが、すでにひとりでぎりぎり、ふたりだと荷物が大きければベッドの上しか居場所はない――が、だからどうした。それは事前に調べてわかっていたこと。
目的と手段の混淆、そしてあの日にむけて無駄金を使うというのが、それこそ“目的”なのだ。
真夜中で景色なんぞ見えやしないので、ただ寝るだけで8時間半。まだ夜もあけていない午前7時、いよいよ辿り着いたのは――
で、せっかくだからと、Gran Claseという、シャワー付きのいちばん高い個室を選んだのだが、まあ狭い。
お泊りセットがついていたのでお土産にいただいとくとしてもだ、
一応二段ベッドになっていて、ふたりまで収容できるのだが、すでにひとりでぎりぎり、ふたりだと荷物が大きければベッドの上しか居場所はない――が、だからどうした。それは事前に調べてわかっていたこと。
目的と手段の混淆、そしてあの日にむけて無駄金を使うというのが、それこそ“目的”なのだ。
真夜中で景色なんぞ見えやしないので、ただ寝るだけで8時間半。まだ夜もあけていない午前7時、いよいよ辿り着いたのは――
贅沢な聖地巡礼 [ヨーロッパ旅行2014~現地からこんにちは~]
そもそもバレンタインデイってなんなのか。
いやよく知らないんだけども、たぶんキリスト教の聖人のバレンタインさんに関するなんやかんやなんでしょう。
だったら、キリスト教の聖地でこの日を過ごすのがスジってもんでしょうよ。
しかもどうせ“聖地巡礼”するなら、ホンモノをってことで。
どこかの図書館だったり、六地蔵とか木幡だったり、もちろん今回のアビーロードだって、過去行ってきた“聖地巡礼”は、すべてこのためのフリだった。
ついに来たぜ、サンチアゴ・デ・コンポステーラ。
――いや、寝台列車で、ちょろーんと来ちゃったんだけども、わたし。もちろん決められた巡礼路を祈りながら辿ることに意味があるのだろうが、べつにいいや、そもそもキリスト教になーんの信仰もないし、鉄道こそわたしにとっての巡礼路なのだ。
で、とりあえず宿に着いたら、早朝にもかかわらず部屋に入ることができた。
一息ついたら日ものぼってきたので、さあ、観光だと思ったところで、突然の豪雨。しかも強風も伴って。
よりにもよって、かんじんの日に宿から出られなくなってしまった――が、それほど問題でもない。
じつはもうひとつ、無駄な贅沢をしておりまして、今夜の宿は――
――パラドール。バレンタインデイにおっさんひとり、パラドールに宿泊なんですよ、奥さん。
ま、中でもいちばん安い部屋なんだけども、それでも貧乏人には居心地が悪いほどの広さ。
どうだまいったか。ぜんぜんうらやましくないだろう。でもいいんだ。目的は達成した。おれはこれで満足だ。
そして、“宿から出られなくても問題でもない”というのも、このパラドール、もとは病院だった古い建物を改装したものだそうで、ホテル全体が博物館のようになっていて見学順路まで設定されており、敷地内をうろうろするだけで時間が潰せるのだ。
さて、豪雨で宿から出られないといっても、巡礼の最終目的地であるカテドラルはここのすぐ隣なので、ちゃちゃっと行っちゃう。
で、ここ、苦労して辿り着いた巡礼者のためなのかサービス満点で、大概の場所は入れるし、フラッシュさえ焚かなければ撮影も可。
このキンキラリンの中心、巡礼者がマントに口づけしていくという聖ヤコブ像の裏とか、
ここが聖地であるということのおおもと、聖ヤコブの棺とか。
本来なら旧市街を歩き回るつもりだったのだが、こうして大枚はたいて、はいこれまでよ、という、なかなかうまくいかない感じもわたしの旅らしくていい。そういうことにしておく。
いやよく知らないんだけども、たぶんキリスト教の聖人のバレンタインさんに関するなんやかんやなんでしょう。
だったら、キリスト教の聖地でこの日を過ごすのがスジってもんでしょうよ。
しかもどうせ“聖地巡礼”するなら、ホンモノをってことで。
どこかの図書館だったり、六地蔵とか木幡だったり、もちろん今回のアビーロードだって、過去行ってきた“聖地巡礼”は、すべてこのためのフリだった。
ついに来たぜ、サンチアゴ・デ・コンポステーラ。
――いや、寝台列車で、ちょろーんと来ちゃったんだけども、わたし。もちろん決められた巡礼路を祈りながら辿ることに意味があるのだろうが、べつにいいや、そもそもキリスト教になーんの信仰もないし、鉄道こそわたしにとっての巡礼路なのだ。
で、とりあえず宿に着いたら、早朝にもかかわらず部屋に入ることができた。
一息ついたら日ものぼってきたので、さあ、観光だと思ったところで、突然の豪雨。しかも強風も伴って。
よりにもよって、かんじんの日に宿から出られなくなってしまった――が、それほど問題でもない。
じつはもうひとつ、無駄な贅沢をしておりまして、今夜の宿は――
――パラドール。バレンタインデイにおっさんひとり、パラドールに宿泊なんですよ、奥さん。
ま、中でもいちばん安い部屋なんだけども、それでも貧乏人には居心地が悪いほどの広さ。
どうだまいったか。ぜんぜんうらやましくないだろう。でもいいんだ。目的は達成した。おれはこれで満足だ。
そして、“宿から出られなくても問題でもない”というのも、このパラドール、もとは病院だった古い建物を改装したものだそうで、ホテル全体が博物館のようになっていて見学順路まで設定されており、敷地内をうろうろするだけで時間が潰せるのだ。
さて、豪雨で宿から出られないといっても、巡礼の最終目的地であるカテドラルはここのすぐ隣なので、ちゃちゃっと行っちゃう。
で、ここ、苦労して辿り着いた巡礼者のためなのかサービス満点で、大概の場所は入れるし、フラッシュさえ焚かなければ撮影も可。
このキンキラリンの中心、巡礼者がマントに口づけしていくという聖ヤコブ像の裏とか、
ここが聖地であるということのおおもと、聖ヤコブの棺とか。
本来なら旧市街を歩き回るつもりだったのだが、こうして大枚はたいて、はいこれまでよ、という、なかなかうまくいかない感じもわたしの旅らしくていい。そういうことにしておく。
世界ふれあわない街歩き [ヨーロッパ旅行2014~現地からこんにちは~]
移動日でした [ヨーロッパ旅行2014~現地からこんにちは~]
さて、サンチアゴ・デ・コンポステーラには、“バレンタインデイに滞在する”ことだけが目的であったため、1泊ですぐお別れ。ま、そんなに長くいてもすることないし、ここ。
次の目的地は、最初に宣言したポルトガル、ロカ岬。この旅の最終目的地でもあるその地に向かうべく、まずはバスで国境越え。
今まで鉄道による国境越えは何度かしてきたものの、バスは初めてだ。しかし、実際は大した感慨はおこらなった。なにしろ寝ちゃってたもので。いつのまにやらポルトガルに入国してしまっていた。
で、まず着いたのが――
――ポルト。
3時間ばかりふらついて、さっさと移動。ここからは鉄道で――
――リスボンへ。
宿への到着がわりと遅めの時間になってしまったので、観光はまた明日。
次の目的地は、最初に宣言したポルトガル、ロカ岬。この旅の最終目的地でもあるその地に向かうべく、まずはバスで国境越え。
今まで鉄道による国境越えは何度かしてきたものの、バスは初めてだ。しかし、実際は大した感慨はおこらなった。なにしろ寝ちゃってたもので。いつのまにやらポルトガルに入国してしまっていた。
で、まず着いたのが――
――ポルト。
3時間ばかりふらついて、さっさと移動。ここからは鉄道で――
――リスボンへ。
宿への到着がわりと遅めの時間になってしまったので、観光はまた明日。
まだまだ聖地巡礼 [ヨーロッパ旅行2014~現地からこんにちは~]
いやまあHTB本社と隣の公園まで行った者にとっては、ここも立派な“聖地”なわけだよ。4人が行けなかった場所へ、かわりにおれが行ってやった、と。
ついに来たぜ、ユーラシア大陸最西端、ロカ岬。
「ここに地果て、海始まる」
ちなみにここまでバスで行ったのだが、海沿いの道を走って「ここじゃねえの?」って到着できるような場所ではなかったね、ここ。
さて、じつはこの旅の観光は、本日が最終日。感慨にふけっている場合ではない。ちゃっちゃと次。
ジェロニモス修道院。
もひとつじつは――わたし『大航海時代Online』プレイヤーでもある、シリーズのファンでありまして、そもそもリスボンという街じたいが“聖地”みたいなものだったりする。
じんわり日も暮れてきて――
残された時間、ひたすらリスボンぽい風景を追いかけ続ける。
なんだか同じようなものが沢山写りこんでますが、習性です。気にしないでください。
というわけで帰ります。ありがとうございました。
ついに来たぜ、ユーラシア大陸最西端、ロカ岬。
「ここに地果て、海始まる」
ちなみにここまでバスで行ったのだが、海沿いの道を走って「ここじゃねえの?」って到着できるような場所ではなかったね、ここ。
さて、じつはこの旅の観光は、本日が最終日。感慨にふけっている場合ではない。ちゃっちゃと次。
ジェロニモス修道院。
もひとつじつは――わたし『大航海時代Online』プレイヤーでもある、シリーズのファンでありまして、そもそもリスボンという街じたいが“聖地”みたいなものだったりする。
じんわり日も暮れてきて――
残された時間、ひたすらリスボンぽい風景を追いかけ続ける。
なんだか同じようなものが沢山写りこんでますが、習性です。気にしないでください。
というわけで帰ります。ありがとうございました。