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6日目のこと・4 ~アルハンブラ宮殿~ [はじめての複数国周遊~スペイン編~]

 19:30を過ぎたあたりで、いよいよアルハンブラ宮殿へと向かう。
 徒歩で街の中心部に近いゴメレス坂をのぼり、裁きの門から敷地内へ。
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 20:00。王宮の近くで係員が立っていて、その前に入場待ちと思しき行列ができている。入場は“20:30”と決まっているし、予約しているのだから満員で入れないということもないはずで、ここで並んでもしょうがないだろう。もうしばらくは周辺をぷらぷらして、眼下のグラナダの夜景を眺めて時間をつぶす。
 20:15。着々とのびていく行列をふと見ると、皆、手にチケットらしきものを持っている――あぁ、しまった、チケットの引き換えするの忘れてた。たしか、入場時間までにチケットの引き換えをしないと無効になるだとかかんとか・・・。
 近くの係員に場所を確認し、東西に長くのびる敷地の西側にある王宮付近から、東の端にあるチケット売場まで、競歩ばりに数百メートルを急ぎ、なんとか時間内に引き換え完了――あれ? 時間内に“チケット引き換え”ではなくて、“入場”だったけか――競歩どころか、ほぼ小走りで王宮前に戻り、ようやっと入場。時間は20:35だったが、わたしの他にも入場している客はちらほらいたので、とりあえず問題はなかったのだろう。

 さぁ、あらためて、宮殿を見学。
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 昼の姿を知らないから比較ができず、素直にうっとりできないものの、期待通りといえば期待通りの、幻想的な風景を目の当たりにする。

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 過度なライトアップがされていないことが、かえって夜の静謐さを演出している。これなら月もよく映える。
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 王宮を出て、カルロス5世宮殿。
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 ここに住み着いているらしい、なかなかこっちを見てくれない気まぐれネコちゃんだが――
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 ――やはり昼の姿を知らないから、ほんとうに住み着いているのかどうかはわからない。
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7日目のこと・1 ~アルヘシラスから船に乗る~ [はじめての複数国周遊~スペイン編~]

 本日はアルヘシラスから船に乗って、モロッコはタンジェへ。いよいよアフリカ大陸へと足を踏み入れることになるわけだが、とりあえずはここグラナダからアルヘシラスへたどり着かなければならない。
 ルートは主に鉄道とバスのふたつ。わたしとしては当然、第一候補は鉄道である。料金も安いし。
 しかし困ったことに鉄道は本数が少なく、朝7:15発を逃すと、次は13:50。しかも所要時間は5時間弱で、バス(4時間)より時間がかかる。ちなみにバスは、ちょうどいい具合に9:00発がある。
 で、とりあえず、鉄道を利用するつもりで朝6時に起床してみて、あまりにつらいようなら二度寝、バス利用に切り替える、という方針で昨夜は就寝――

 ――そしていちおう6時に起床してみたものの――あぁ、やっぱりつらい――予定どおり、なんのためらいもなくバスに切り替え決定。二度寝して、7時半、再び起床。
 8時にホテルをチェックアウト。近くのバス停でルートの確認をしているうちにすぐターミナル行きのバスがやってきたので、慌てて乗り込む。往きのバスも、もうしばらく乗っていたらホテルの近くまで運んでくれていたということか。

 ターミナル内で、昨日買ってあったサンドウィッチを朝食にしながら時間をつぶし、9:00、バスは乗車率2割ほどでアルヘシラスへと定時発車した。

 バスはアルヘシラスまで直行ではなく、途中のアンダルシア、コスタ・デル・ソルの街にも停車していく。
 コスタ・デル・ソルといえば、“燦々と降りそそぐ陽光と、きらめく地中海”というイメージを勝手に持っていたが、さすがに2月ではそこまでの眩しい印象を得ることはないもので、10:30、マラガの手前で地中海が目に飛び込んできたりもしたが、すでにマヨルカ島で見ているので、さしたる感動もなかった。
 マラガに到着すると、20人ほどの客が乗り込んできたが、まだ席には余裕がある。
 11:30、マルベーリャに寄って、また数人の客をひろい、12:30、予定より30分早くアルヘシラスに到着した。

 バスターミナルは街の奥まった場所にあり、建物を出た一瞬、途方に暮れそうになる。フェリー乗場までわりと距離があるようで、周囲を見渡しても海が見えず、どっちの方向に向かえばいいのかわからない。
 が、手持ちのガイドブックの簡易地図と、街なかの看板を頼りに、とくに遠回りすることもなく、港に着くことができた。

 アルヘシラス~タンジェの船は、6社が運航しているそうで、フェリーターミナルに入ると各社の受付が軒を連ねており、どこに入っていいのかわからず若干路頭に迷う。またこの航路には通常のフェリーと高速船の2種があるそうで、“船でアフリカ上陸”という気分を盛り上げるには、やはり高速船ではなく、フェリーを使いたいところなのだが、時刻表を見てもどれがどれだかいまいちわからず、チケット売場で訊ねようにも、わたしのボキャブラリーでは通じる気がしない。
 けっきょくびびって、とりあえず一番出発時間が近い13:30発の便の会社でチケットを買ってしまった。

 ターミナル内で出国手続きを済ませ、乗り場に降りていくと、待ち構えていた船は――
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 ――高速船の方だった。いやまぁ、運賃が高めだったから、チケット購入時点で薄々わかってはいたのだが、やはりちょいとガッカリ。
 船内は、さすがの高速船、フェリーのような雑魚寝スペースはなく、定員分の座席が用意されている。簡単なバルもあり、イスラム圏であるモロッコ行きではあるが、しっかり酒類も出しているようだ。

 13:30。定刻どおり出航。
 さぁ、母なる大地、アフリカへ。
 さらばユーラシア。
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