2023年フランス(モナコ)の旅・9 [地方遠征]
朝もはよからオルリーで、悪名高きLCC大手、イージージェットに乗り込む。
とはいえ、荷物のルールなど事前によく確認してチケットを買っておけばなんの問題もない。席の間隔も日本国内線と大して変わらなかったし、幸い、わたしの乗った便は遅延もなかった。
で、ニースに到着したのだが、べつに用はない。いや、ポンピドゥでシャガールにあらためて心酔しておいて、その名を冠したシャガール美術館に行かないのはじつに惜しいのだが、どうしても行かなければならない場所が、コート・ダ・ジュールにはある。
そのために身軽になるべく、荷物を預けようと、事前に調べておいた、駅構内にあるという預かり所を探すも見あたらない。これはおかしいとさらに検索したら、事前情報は古いものだったらしく、現在は預かり所は廃止になっているそうな。で、“Bounce”なるアプリを使って、それに登録されている民間の預かり所を探せ、と。個人商店やホテルが登録しているらしい。それでニース駅周辺で探してみたらわらわら出てくるので、とりあえずいちばん近いところを選んでみようか。
ただ、料金を支払って予約まで至らないと、詳しい住所や店舗名が表示されない。
なんだよ、随分とあやしいじゃないか。行ってみたらもぬけの殻の登録詐欺とかじゃないの?
と、疑いながらアプリ内地図で示された場所へ行ったら、案の定なにもなく、向かいのバーかもと思いBounce登録を示すステッカーを探すが、見当たらない。
うへえ、だいじょうぶかこれ、と、アプリ内地図でなくグーグルマップで店舗名を調べたら、同じ道路上で2、30mほど離れた場所にあった。
なんだよもう。おそろしいよ。
で、行ってみたらこれまたあやしい、営業しているかどうかもわからないアジア食材店で、ドアは開いていたので恐る恐る中に入り、店主らしきアラブ系と思われるおじさんにアプリ画面を見せたら「ああ、Bounceね。荷物はひとつ? はいはいそこに置いていってね」みたいな感じで気さくに慣れた対応。疑ってごめん、おじさん。ただ、これからBounceを利用される方、アプリ内地図は疑ったほうがいいですよ。
そんなこんなで時間を食ってしまった。やばい。そんな余裕は、じつはない。目的地はニースではない。
これではわからないだろうけど、モナコですよ、モナコ。
モナコといえばなんだ。カジノか。ああ、ラスベガスでは入り浸ったねえ。でも、今回は違う。
モナコといえばなんだ。そう、F1ですよ。
F1のテレビ中継が始まって幾年月。グランツーリスモ等でかなりの再現度でコース収録されるようになってからもだいぶ経つ。そんなテレビ画面でしか見たことのない憧れのグランプリコースを徒歩でーーそう、運転免許もってないしーー1周し、肉眼でその景色を捉えてやる。
時間は13時。この後またニースに戻って、16時の鉄道に乗らなければならない。時間に余裕はあまりないので、他の見どころはすっ飛ばす。音速の貴公子に、おれはなる。
で、どうせならスタート位置から始めたいが、あとで本当に音速ばりのダッシュをかまさなければならなくなるのは嫌なので、駅出口、第1コーナー、サンデボーテ付近から始める。
中継やオンボードカメラではあまりわからないが、かなりの勾配だし、横には高級店が連なっている。
これも中継ではフェンスが邪魔でなかなか映らないカジノコーナーの、まさにカジノを過ぎ、ミラボー、ロウズヘアピンへ。
ポルティエ手前にマシンの銅像があり、いちおう立ち入り禁止になっているようなのだが、観光客はじゃんじゃん入っている。
そしてトンネルへ。
懸念はここで、自動車専用道路だとばかり思っていたのだが、ちゃんと歩道もあった。これできっちり1周できる。
海も見える。
トンネルを抜け、ほぼ唯一のオーバーテイクポイントのヌーベルシケイン。
ここで思わぬ誤算。トンネルは行けたが、なにやらヨット博覧会があるとかないとかで、会場設営中。海っぺりに立ち入ることができない。
シケインカットでペナルティだが、こればかりはしょうがない。コースに戻る。
ラスカスから最終コーナー立ちあがり、直線へ。
グリッド位置は残ったままで、見えづらいが“1”とある。
はい、ありがとうございました。
ゆっくり撮影しながらでも1時間半。まだ王宮などに行く時間はなくもないが、なにぶん鉄道は遅延が心配だ。早めにニースに戻っておいて損はない。予定より1本早い鉄道でモナコを後にした。
たった2時間弱の滞在ではあったが、水どうよりは長い滞在でしたね、ええ。
とはいえ、荷物のルールなど事前によく確認してチケットを買っておけばなんの問題もない。席の間隔も日本国内線と大して変わらなかったし、幸い、わたしの乗った便は遅延もなかった。
で、ニースに到着したのだが、べつに用はない。いや、ポンピドゥでシャガールにあらためて心酔しておいて、その名を冠したシャガール美術館に行かないのはじつに惜しいのだが、どうしても行かなければならない場所が、コート・ダ・ジュールにはある。
そのために身軽になるべく、荷物を預けようと、事前に調べておいた、駅構内にあるという預かり所を探すも見あたらない。これはおかしいとさらに検索したら、事前情報は古いものだったらしく、現在は預かり所は廃止になっているそうな。で、“Bounce”なるアプリを使って、それに登録されている民間の預かり所を探せ、と。個人商店やホテルが登録しているらしい。それでニース駅周辺で探してみたらわらわら出てくるので、とりあえずいちばん近いところを選んでみようか。
ただ、料金を支払って予約まで至らないと、詳しい住所や店舗名が表示されない。
なんだよ、随分とあやしいじゃないか。行ってみたらもぬけの殻の登録詐欺とかじゃないの?
と、疑いながらアプリ内地図で示された場所へ行ったら、案の定なにもなく、向かいのバーかもと思いBounce登録を示すステッカーを探すが、見当たらない。
うへえ、だいじょうぶかこれ、と、アプリ内地図でなくグーグルマップで店舗名を調べたら、同じ道路上で2、30mほど離れた場所にあった。
なんだよもう。おそろしいよ。
で、行ってみたらこれまたあやしい、営業しているかどうかもわからないアジア食材店で、ドアは開いていたので恐る恐る中に入り、店主らしきアラブ系と思われるおじさんにアプリ画面を見せたら「ああ、Bounceね。荷物はひとつ? はいはいそこに置いていってね」みたいな感じで気さくに慣れた対応。疑ってごめん、おじさん。ただ、これからBounceを利用される方、アプリ内地図は疑ったほうがいいですよ。
そんなこんなで時間を食ってしまった。やばい。そんな余裕は、じつはない。目的地はニースではない。
これではわからないだろうけど、モナコですよ、モナコ。
モナコといえばなんだ。カジノか。ああ、ラスベガスでは入り浸ったねえ。でも、今回は違う。
モナコといえばなんだ。そう、F1ですよ。
F1のテレビ中継が始まって幾年月。グランツーリスモ等でかなりの再現度でコース収録されるようになってからもだいぶ経つ。そんなテレビ画面でしか見たことのない憧れのグランプリコースを徒歩でーーそう、運転免許もってないしーー1周し、肉眼でその景色を捉えてやる。
時間は13時。この後またニースに戻って、16時の鉄道に乗らなければならない。時間に余裕はあまりないので、他の見どころはすっ飛ばす。音速の貴公子に、おれはなる。
で、どうせならスタート位置から始めたいが、あとで本当に音速ばりのダッシュをかまさなければならなくなるのは嫌なので、駅出口、第1コーナー、サンデボーテ付近から始める。
中継やオンボードカメラではあまりわからないが、かなりの勾配だし、横には高級店が連なっている。
これも中継ではフェンスが邪魔でなかなか映らないカジノコーナーの、まさにカジノを過ぎ、ミラボー、ロウズヘアピンへ。
ポルティエ手前にマシンの銅像があり、いちおう立ち入り禁止になっているようなのだが、観光客はじゃんじゃん入っている。
そしてトンネルへ。
懸念はここで、自動車専用道路だとばかり思っていたのだが、ちゃんと歩道もあった。これできっちり1周できる。
海も見える。
トンネルを抜け、ほぼ唯一のオーバーテイクポイントのヌーベルシケイン。
ここで思わぬ誤算。トンネルは行けたが、なにやらヨット博覧会があるとかないとかで、会場設営中。海っぺりに立ち入ることができない。
シケインカットでペナルティだが、こればかりはしょうがない。コースに戻る。
ラスカスから最終コーナー立ちあがり、直線へ。
グリッド位置は残ったままで、見えづらいが“1”とある。
はい、ありがとうございました。
ゆっくり撮影しながらでも1時間半。まだ王宮などに行く時間はなくもないが、なにぶん鉄道は遅延が心配だ。早めにニースに戻っておいて損はない。予定より1本早い鉄道でモナコを後にした。
たった2時間弱の滞在ではあったが、水どうよりは長い滞在でしたね、ええ。
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