2023年フランスの旅・7 [地方遠征]
本日は、ただただ美術館めぐりをしようと。
土曜日に断念したサント・シャペルだが、よくよく調べてみたら、現在、予約なしでは絶対に入れてもらえないとのこと。で、今から予約しようにも1週間先くらいまで完売。
で、オランジュリー美術館はどうかというと、こちらも完売。ただ、並べば入れるとのことなので行ってみたら、予約なしでは1時間待ちとのこと。美術館は軒並み休みのため、同様に月曜開館のルーヴルやここに客が集中しているということなのかどうか。他に月曜日でも休みではないところをまわって、昼過ぎから閉館までルーヴルにいようと思っていたが、先が思いやられるーーああもちろん、ルーヴルも予約分は1週間先まで完売でしたね。
いやしかし、ミュージアムパスを持っていても、予約なしでは思うようにいかないとなると、よりパスの旨味がなくなってしまう。予約で予定がガチガチになると、ふと思いついてあそこに行こう、とか、意外に楽しいからもっとここにいよう、とか、旅の自由度がかなり制限されてしまう。
オフシーズンでもこの状況だとすると、次ーーがあるかどうかはわからないがーーは、ちょっと考えてしまう。
さて、並んでまでモネを観たいかといえばそうでもなく、そういえば改装後のオランジュリーにも行っていたことを思い出しもしたので、ここも断念。とりあえず月曜日も開いていて、比較的空いていそうで、パスが使えるアンヴァリッドに行くことにした。たしか前回はあまり時間がなくてナポレオンの墓を観ただけだったはずなので。
そして前回は行けなかった軍事博物館へ。
ただ、やはり軍事だからね。戦って自由を勝ち取ってきたと自負しているであろうフランス人自身には、その痛みすら誇らしいのかもしれないが、こっちはなんだかしんどくなってくる。やはり戦争は戦争。おぞましい。
とうぜんナポレオン関連の展示も多数あるわけだが、こっちはこっちで別の意味でなんだかおぞましい。
フランス人にとっては英雄だとしても、ルーヴルでダヴィッドの戴冠式なんかを観てても、“権力”とか“富と名声”とか“欲望”とか、そういうイメージが湧いてきてしまうわけですよ。
ただこれは、文化とか教育とかは関係なく、日本人から英雄視されている戦国武将にも感じることなので、あくまでもわたしの個人的な感覚でしかありません。
すべてみてまわって、1時間半かかってしまった。もう他へは行かず、ルーヴルに直行することにする。
で、着いたら、予約なし客の長蛇の列。ただもう他に行く気はないので、ただただ耐えるしかない。
14時から並んで、ぴったり1時間でセキュリティーを抜けた。これでもマシな方なのかどうか。次回ーーがあればーー予約に縛られるか、行列に並ぶか、選択に迫られる。
さて、入館早々、ナンシーたん詣でをしたのはいうまでもないが、続いて一昨日は時間がなくて行けなかった、リシュリュー翼中庭の彫刻群を観たり。
また腰のひねりに十一面観音味がある像が。
「あらどーもー」って感じがいい。
おっぱいのみたいの?
Je veux le boire!
あ、さて。
一昨日は気づかなかったというか、飛び地のような場所にあってなかなかたどり着けない展示室の、アフリカ、オセアニア展。
これが常設展示に負けず劣らず、全部すばらしい。たまらない。
なにやらケ・ブランリ美術館から出張してきているブツらしく、よし、明日行く! ミュージアムパスも使えるし。大阪民博と勝負じゃい! すんなり入館できればいいけど!
明日の予定も決まったところで18時を迎え、泣く泣く退館。
でもまだ1箇所、行ける場所がある。21時まで開いているポンピドゥー・センターですよ。
あいかわらず現代アートはなにひとつわからないが、普段使わない脳みその一部が刺激される感覚はけっこう心地よかったりする。
ただその中でもシャガールははよかったですねえ。現代というより近代だけど。あのストレートな幸福感は、ポンピドゥー内の他のどの作品にもない。
ちなみに、10/4からシャガールとデュシャンの特別展があるそうな。
明後日! こうなると、パスの1箇所1回縛りが首を締めてくる。ま、4日の朝にパリを発つ予定なので、観られないもんは観られない。
夜も更けて宿に戻る。ちょうど飲み物を切らしていたのを戻ってから気づいたのだが、近所のスーパーはどこも閉まっている。調べたら4、500mほど離れている場所にギリギリまだ開いているスーパーがあったので、散歩がてら行ってみることにした。
じつは泊まっているのは宿というか、airbnbで借りたアパートの一室で、場所はパリのはずれ、競馬ファンならたぶん聞いたことがあるサンクルーの住宅街。ちょうど丘の上に街が出来上がっていて、坂や階段に風情がある。モンマルトルにもひけをとらないのではないか。安さとロンシャン競馬場への近さで選んだ宿だったが、当たりかも。
宿の目の前の階段を上ったところにけっこう立派な教会があって、これもいい。
丘の上には、さらに閑静な住宅街が広がっていて、その中のスーパーで買物をし、戻る。
土曜日に断念したサント・シャペルだが、よくよく調べてみたら、現在、予約なしでは絶対に入れてもらえないとのこと。で、今から予約しようにも1週間先くらいまで完売。
で、オランジュリー美術館はどうかというと、こちらも完売。ただ、並べば入れるとのことなので行ってみたら、予約なしでは1時間待ちとのこと。美術館は軒並み休みのため、同様に月曜開館のルーヴルやここに客が集中しているということなのかどうか。他に月曜日でも休みではないところをまわって、昼過ぎから閉館までルーヴルにいようと思っていたが、先が思いやられるーーああもちろん、ルーヴルも予約分は1週間先まで完売でしたね。
いやしかし、ミュージアムパスを持っていても、予約なしでは思うようにいかないとなると、よりパスの旨味がなくなってしまう。予約で予定がガチガチになると、ふと思いついてあそこに行こう、とか、意外に楽しいからもっとここにいよう、とか、旅の自由度がかなり制限されてしまう。
オフシーズンでもこの状況だとすると、次ーーがあるかどうかはわからないがーーは、ちょっと考えてしまう。
さて、並んでまでモネを観たいかといえばそうでもなく、そういえば改装後のオランジュリーにも行っていたことを思い出しもしたので、ここも断念。とりあえず月曜日も開いていて、比較的空いていそうで、パスが使えるアンヴァリッドに行くことにした。たしか前回はあまり時間がなくてナポレオンの墓を観ただけだったはずなので。
そして前回は行けなかった軍事博物館へ。
ただ、やはり軍事だからね。戦って自由を勝ち取ってきたと自負しているであろうフランス人自身には、その痛みすら誇らしいのかもしれないが、こっちはなんだかしんどくなってくる。やはり戦争は戦争。おぞましい。
とうぜんナポレオン関連の展示も多数あるわけだが、こっちはこっちで別の意味でなんだかおぞましい。
フランス人にとっては英雄だとしても、ルーヴルでダヴィッドの戴冠式なんかを観てても、“権力”とか“富と名声”とか“欲望”とか、そういうイメージが湧いてきてしまうわけですよ。
ただこれは、文化とか教育とかは関係なく、日本人から英雄視されている戦国武将にも感じることなので、あくまでもわたしの個人的な感覚でしかありません。
すべてみてまわって、1時間半かかってしまった。もう他へは行かず、ルーヴルに直行することにする。
で、着いたら、予約なし客の長蛇の列。ただもう他に行く気はないので、ただただ耐えるしかない。
14時から並んで、ぴったり1時間でセキュリティーを抜けた。これでもマシな方なのかどうか。次回ーーがあればーー予約に縛られるか、行列に並ぶか、選択に迫られる。
さて、入館早々、ナンシーたん詣でをしたのはいうまでもないが、続いて一昨日は時間がなくて行けなかった、リシュリュー翼中庭の彫刻群を観たり。
また腰のひねりに十一面観音味がある像が。
「あらどーもー」って感じがいい。
おっぱいのみたいの?
Je veux le boire!
あ、さて。
一昨日は気づかなかったというか、飛び地のような場所にあってなかなかたどり着けない展示室の、アフリカ、オセアニア展。
これが常設展示に負けず劣らず、全部すばらしい。たまらない。
なにやらケ・ブランリ美術館から出張してきているブツらしく、よし、明日行く! ミュージアムパスも使えるし。大阪民博と勝負じゃい! すんなり入館できればいいけど!
明日の予定も決まったところで18時を迎え、泣く泣く退館。
でもまだ1箇所、行ける場所がある。21時まで開いているポンピドゥー・センターですよ。
あいかわらず現代アートはなにひとつわからないが、普段使わない脳みその一部が刺激される感覚はけっこう心地よかったりする。
ただその中でもシャガールははよかったですねえ。現代というより近代だけど。あのストレートな幸福感は、ポンピドゥー内の他のどの作品にもない。
ちなみに、10/4からシャガールとデュシャンの特別展があるそうな。
明後日! こうなると、パスの1箇所1回縛りが首を締めてくる。ま、4日の朝にパリを発つ予定なので、観られないもんは観られない。
夜も更けて宿に戻る。ちょうど飲み物を切らしていたのを戻ってから気づいたのだが、近所のスーパーはどこも閉まっている。調べたら4、500mほど離れている場所にギリギリまだ開いているスーパーがあったので、散歩がてら行ってみることにした。
じつは泊まっているのは宿というか、airbnbで借りたアパートの一室で、場所はパリのはずれ、競馬ファンならたぶん聞いたことがあるサンクルーの住宅街。ちょうど丘の上に街が出来上がっていて、坂や階段に風情がある。モンマルトルにもひけをとらないのではないか。安さとロンシャン競馬場への近さで選んだ宿だったが、当たりかも。
宿の目の前の階段を上ったところにけっこう立派な教会があって、これもいい。
丘の上には、さらに閑静な住宅街が広がっていて、その中のスーパーで買物をし、戻る。
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