2023年フランス(散財)の旅・6 [地方遠征]
ラグビーワールドカップのことだけども。
チリ戦もイングランド戦も、2次販売のときに買おうと思えば買えたし、なんなら前々回大会の南アフリカ戦や前回大会のアイルランド戦のようなことも期待してイングランド戦は観たかったわけだけども、ではなぜこの日程にしたのか。
すべては10月1日にパリに居るため。
凱旋門賞なんですよ。
多少なりとも競馬を嗜んできたからには、やはり夢見る凱旋門賞観戦。2度目のパリ滞在のとき、開催していないロンシャン競馬場の前に行くという愚行におよぶまでのあこがれ。そしてラグビーワールドカップと重なるという僥倖。ここで行かなきゃいつ行けというのか。
で、はい。
ドレスコードはないというが、いちおうジャケットの1枚でも羽織っておくべきかと、いやいや荷物を増やして着ていったわけだが、最高気温は28℃でとにかく暑い。
そしてまわりのおじさんは、みな半袖Yシャツかポロシャツ。そうだよ。襟さえついてればそれなりの格好とみなされるわけだよ。なおかつTシャツ、Gパン姿のおじさんまでいる。なんなら暑すぎてそっちの方が自然に見えるし、スーツをビシッと着ている紳士も当然あちこちにいるが、それはどっちかというと関係者の方で、観客席では少数派であった。
わたしなんぞ、暑さ凌ぎのためにジャケットの下はTシャツという一世風靡セピアみたいな格好になったため、周囲から浮いていたわ!
でまあとにかく、ついに来た、あこがれのロンシャンですよ。
とうぜん馬券も買うわけだが、まあ当たらない。
ま、そりゃそうだ。日本でだってなにもわからないのに、フランス語のレーシングプログラムを見たって馬名と騎手名しかわからないし、当たるわけがない。
それならパドックで己の審馬眼に頼るしかないわけだが、アメリカ、イギリスと同様、顔見せ程度に2、3周してあっという間に本馬場入場し、スタート位置に着いたらあっという間にスタート。馬体をじっくり観察できないどころか、パドックを見てからでは馬券を買う時間が僅かしか残されていない。もう当てようがない。
で、凱旋門賞は全9R中の第4R。
とにかく凱旋門賞を生観戦するのが目的なので、日本馬がどうこうというのは二の次で、なんなら日本馬が出ることを知ったのが前日という、日本の全競馬ファンへのお詫び案件発生なのたが、しかしどうにも馬券購入の手がかりがないので、やはりスルーセブンシーズを買わざるをえない。たぶん勝てないのだろうけど、万が一勝ってしまってこちらは買ってないというのはがいちばん悔しいし。
あとはこちらも日本関連、Continuous。日本産アイルランド馬ということで。
そして、もしかして後に歴史的名馬といわれるかもしれないAce Impact。エースインパクトって、なんだか日本馬っぽい名前だし。
この3頭の馬連BOXで。パドックを見ていたらおそらく馬券が買えないので、さっさと買ってからパドック。
いやあ、凱旋門賞だねえ。
いよいよレース。
日本のGⅠと違って比較的容易にゴール前に行ける(ゴール前ゾーンに入れるチケットを持っていたので)。
さあお願い。少しでも旅費を取り返させて!
わからないんだから単勝にしておけばよかったものを。
でも勝ったエースインパクトはエラいです。
久しぶりのフランス馬の英雄誕生に、会場中が沸き立っておりました。わたしも「あのエースインパクトの凱旋門賞を生で観てたんだぜ」と自慢します。
表彰式では『ラ・マルセイエーズ』が大合唱になり、関係ないかもしれないけど、なんだかラグビーもフランスが優勝するんじゃないかと思ったり思わなかったり。
メインが終わっても、まだレースは半分残っている。
とにかくなんでもいいから当てたい。当たればなんでもいい。と、6Rは単勝1番人気を買ったらまんまと当たりやがった。3倍もついたしこりゃありがたい。
パドックでなにやらデットーリが表彰されている。
どうやら引退セレモニーらしい。
ああじゃ、次のデットーリ、単勝買いましょう。でも1.3倍だって。いいよいいよ、当たればなんでもいい。
で、2着。なんだよ。出来レースじゃないのかよ!
いよいよ当たる気がしねえ。
8R。さすがに会場も空いてきて、パドック最前列に陣取ってぼんやり眺めていたら、目の前で立ち止まった馬がいたので!もういいや、キミにする。単勝30倍くらいついてるけど、もうなんでもいいや。
そしたらあなた、ゴール前ハナ差で差されて2着。複勝にしとけばよかったーーって日本でやってるときと同じことを思っている。
最終レースも、それは息をするようにハズして、はい、おつかれさま。
なんかこう、凱旋門賞を観戦したという感慨が、一瞬あったような気がしないでもないが、こうなるといつものギャンブル終わりの気分となんら変わりがない。
これではあんまりなので、とにかくパリっぽいものを補充しようと、夜散歩。
そうそう、パリの自由の女神ってリュクサンブール公園のではなくて、こっちだよね。
ただ、これはこれで大きさが中途半端で、こっちでも3大がっかりに入りそうな。
ーーそれはそうと、ヨーロッパ入りしてから5日間。現金ユーロは持ってきてはいるのだが、すべてクレジットカードで済んでいるのでまったく手を付けておらず、まあ、競馬で使えばいいかと思っていたら、なんと馬券もクレジットカードで買えてしまった。いちおう少額ではあるが単勝は当てて換金したので、大負けしているのに手持ちの現金は増えているという訳の分からない状況でございますーー
チリ戦もイングランド戦も、2次販売のときに買おうと思えば買えたし、なんなら前々回大会の南アフリカ戦や前回大会のアイルランド戦のようなことも期待してイングランド戦は観たかったわけだけども、ではなぜこの日程にしたのか。
すべては10月1日にパリに居るため。
凱旋門賞なんですよ。
多少なりとも競馬を嗜んできたからには、やはり夢見る凱旋門賞観戦。2度目のパリ滞在のとき、開催していないロンシャン競馬場の前に行くという愚行におよぶまでのあこがれ。そしてラグビーワールドカップと重なるという僥倖。ここで行かなきゃいつ行けというのか。
で、はい。
ドレスコードはないというが、いちおうジャケットの1枚でも羽織っておくべきかと、いやいや荷物を増やして着ていったわけだが、最高気温は28℃でとにかく暑い。
そしてまわりのおじさんは、みな半袖Yシャツかポロシャツ。そうだよ。襟さえついてればそれなりの格好とみなされるわけだよ。なおかつTシャツ、Gパン姿のおじさんまでいる。なんなら暑すぎてそっちの方が自然に見えるし、スーツをビシッと着ている紳士も当然あちこちにいるが、それはどっちかというと関係者の方で、観客席では少数派であった。
わたしなんぞ、暑さ凌ぎのためにジャケットの下はTシャツという一世風靡セピアみたいな格好になったため、周囲から浮いていたわ!
でまあとにかく、ついに来た、あこがれのロンシャンですよ。
とうぜん馬券も買うわけだが、まあ当たらない。
ま、そりゃそうだ。日本でだってなにもわからないのに、フランス語のレーシングプログラムを見たって馬名と騎手名しかわからないし、当たるわけがない。
それならパドックで己の審馬眼に頼るしかないわけだが、アメリカ、イギリスと同様、顔見せ程度に2、3周してあっという間に本馬場入場し、スタート位置に着いたらあっという間にスタート。馬体をじっくり観察できないどころか、パドックを見てからでは馬券を買う時間が僅かしか残されていない。もう当てようがない。
で、凱旋門賞は全9R中の第4R。
とにかく凱旋門賞を生観戦するのが目的なので、日本馬がどうこうというのは二の次で、なんなら日本馬が出ることを知ったのが前日という、日本の全競馬ファンへのお詫び案件発生なのたが、しかしどうにも馬券購入の手がかりがないので、やはりスルーセブンシーズを買わざるをえない。たぶん勝てないのだろうけど、万が一勝ってしまってこちらは買ってないというのはがいちばん悔しいし。
あとはこちらも日本関連、Continuous。日本産アイルランド馬ということで。
そして、もしかして後に歴史的名馬といわれるかもしれないAce Impact。エースインパクトって、なんだか日本馬っぽい名前だし。
この3頭の馬連BOXで。パドックを見ていたらおそらく馬券が買えないので、さっさと買ってからパドック。
いやあ、凱旋門賞だねえ。
いよいよレース。
日本のGⅠと違って比較的容易にゴール前に行ける(ゴール前ゾーンに入れるチケットを持っていたので)。
さあお願い。少しでも旅費を取り返させて!
わからないんだから単勝にしておけばよかったものを。
でも勝ったエースインパクトはエラいです。
久しぶりのフランス馬の英雄誕生に、会場中が沸き立っておりました。わたしも「あのエースインパクトの凱旋門賞を生で観てたんだぜ」と自慢します。
表彰式では『ラ・マルセイエーズ』が大合唱になり、関係ないかもしれないけど、なんだかラグビーもフランスが優勝するんじゃないかと思ったり思わなかったり。
メインが終わっても、まだレースは半分残っている。
とにかくなんでもいいから当てたい。当たればなんでもいい。と、6Rは単勝1番人気を買ったらまんまと当たりやがった。3倍もついたしこりゃありがたい。
パドックでなにやらデットーリが表彰されている。
どうやら引退セレモニーらしい。
ああじゃ、次のデットーリ、単勝買いましょう。でも1.3倍だって。いいよいいよ、当たればなんでもいい。
で、2着。なんだよ。出来レースじゃないのかよ!
いよいよ当たる気がしねえ。
8R。さすがに会場も空いてきて、パドック最前列に陣取ってぼんやり眺めていたら、目の前で立ち止まった馬がいたので!もういいや、キミにする。単勝30倍くらいついてるけど、もうなんでもいいや。
そしたらあなた、ゴール前ハナ差で差されて2着。複勝にしとけばよかったーーって日本でやってるときと同じことを思っている。
最終レースも、それは息をするようにハズして、はい、おつかれさま。
なんかこう、凱旋門賞を観戦したという感慨が、一瞬あったような気がしないでもないが、こうなるといつものギャンブル終わりの気分となんら変わりがない。
これではあんまりなので、とにかくパリっぽいものを補充しようと、夜散歩。
そうそう、パリの自由の女神ってリュクサンブール公園のではなくて、こっちだよね。
ただ、これはこれで大きさが中途半端で、こっちでも3大がっかりに入りそうな。
ーーそれはそうと、ヨーロッパ入りしてから5日間。現金ユーロは持ってきてはいるのだが、すべてクレジットカードで済んでいるのでまったく手を付けておらず、まあ、競馬で使えばいいかと思っていたら、なんと馬券もクレジットカードで買えてしまった。いちおう少額ではあるが単勝は当てて換金したので、大負けしているのに手持ちの現金は増えているという訳の分からない状況でございますーー
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