2023年フランスの旅・5 [地方遠征]
さて、パリでなにをするかって、主には美術館めぐりなわけで、こうなるとパリミュージアムパス必須で、わたしもパリ滞在のたびにお世話になってきた。
ただ最近ルール変更があり、これまではパス対象の施設は期間内に何度でも入場できていたところ、期間中1回のみの入場になってしまった。
これは困った。このパスの最大の利点だったのに。
例えばルーヴルなんかは、朝から歩き回ってヘトヘトになったところ、一回出て外で飯を食ってから再入場してみたり、あるいは広い館内、行きたい場所へはこれも一回退場してショートカットなんていうこともできたりした。もちろん、1日では足りないので、1回の滞在で2度3度ということもできた。
気まぐれに出たり入ったりできなくなったので、それなりに計画を立てなければならなくなってしまった。めんどくさい。
パリミュージアムパスは現在、2、4、6日券がある。
とりあえず今回、パリには5泊するが、最終日は朝から次の地へ移動なので実質5日。なおかつ初日はルーヴルの夜間開館をフル活用するつもりだったので、この日はパスを使わず通常通りチケットを買う。これで4日券を買えばぴったり収まる。いいじゃないか。ルーヴルだってどうせおかわりが欲しくなるに決まってるんだから、2回目はパスで入ればいい。
で、本日よりパスを使って本格的に美術館めぐり。
もったいぶらず、まっさきにいちばん好きな美術館へ。
毎度おなじみギュスターブ・モロー美術館。
土曜日なのにそれほど混んでないのが不思議でしょうがない。
いつの間にか展示室も増えていてうれしい。いつまでも居られる。住みたいーーって思ってるうちにだいぶ時間を消費していた。じつは今回、最初からヴェリブを利用していて、それで到着もだいぶ遅れてもいた。
といっても、次の計画を立てていたわけでもなく、どうすっべかと。
とりあえず、改装されてから一度も行っていないーーはずーーわかんない、記憶が曖昧だからそれを確認すべく、オランジュリー美術館に行くことにした。
そのオランジュリーの目の前、コンコルド広場が、トゥールーズ同様、ラグビーワールドカップのお祭り広場みたいなものになっていた。
うん、いまはいいや。
で、オランジュリー美術館に付いたらまあものすごい人。行列はすべて予約なしの人らしい。昨日のルーヴルがあっさり入場できたからナメてた。さすがに土曜はダメか。そこでその場で予約できないかと思い試してみたが、もう締め切っていた。まあそうですよね。
時間ももったいないので、諦めて次。
ちょうどチュイルリー公園沿いのリヴォリ通りの自転車専用レーンが拡張されていて非常に走りやすいので、こりゃ気持ちいいと、そのままシテ島に向かってみた。サントシャペルにでも行ってみるか。
で、ノートルダムは工事中。
先程のギュスターヴモロー美術館近くのサンジェルマンデプレ教会も実は工事中。どこもかしこも工事中。まあノートルダムは火災からの修復だからしょうがないけど。
わたしがヨーロッパに行くたび、結構な頻度で観光名所の工事中に出くわしていたのだが、それはいままで2月というオフシーズンにしか行ってなかったためなのだろうと思っていた。そういう客がいない時期にいっせいに工事しているものだと。
いや、シーズン関係ないのね。常にどこかで工事中。
ま、いいや。
はい。
で、サントシャペルに着いたら、やっぱり行列。予約必須。
もういいや。定番の名所は、きょうは諦めた。
それならと、ギュスターヴモロー美術館は空いていたし、そういう穴場的美術館ならいけるかも、と、以前に行ったとき気に入ったロダン美術館に向かうべく、シテ島から南西方面に少し自転車を走らせると、目に入ったのが、ローマ時代の共同浴場跡とクリュニー美術館。ああ、行ったことないし、ミュージアムパスも使えるみたいだし、いっちょいってみるか、と。
腰のひねりが十一面観音を彷彿とさせ、なかなかに趣のある聖母子像。
メイン展示であるところのタペストリーの一枚だが、この角を握る手は、これはアレの隠喩ですよね。違いますかそうてすかすいません。
あっという間に時間が過ぎ、もうロダンはいいや。パスの元を取ってやろうという考えも捨てる(いやたぶん最終的には元は取れるはずだが)。
近くのリュクサンブール公園に行ってみよう。そういえば、これだけパリに来ているのに、まだ見てないものがあるじゃあないか。
自由の女神像。まれに世界3大がっかりに入れられることもあるが、なるほど納得。
そのまま公園散歩するが、まあとにかくすごいひと。
2月だって場所によっちゃひとでごった返していたが、それにしたって比較にならない混みよう。これが本来のパリの姿なのか。それとも日本と同様コロナ明け(いやわたしは明けたなんて思っちゃいませんが)の反動で以前よりひとが増えているのかどうか。
飯を食ったら夜もふけてきて。
ほとんど店が閉まってしまったパッサージュなんかを歩いてみたり。
なんか門があったり。
よし、なんとなく近くまで来ちゃったから、ここはひとつ、土曜の夜のモンマルトルなんかどうでしょう、と。いやどこかの店に入るわけでもなく、ただ街を行くだけなんだけど。
で、いったん麓までは自転車で。
いやまさかムーラン・ルージュの前を自転車で疾走するとは思わなんだ。
自転車を停めて、徒歩で丘を上がる。
やっぱりすごいひとの数。
ただ少し外れた住宅街に入ると、静か。
でもやっぱりものすごいひとの数。
夜のモンマルトル周辺は治安が云々とよくいわれるが、それはソレ目的でアレな店に入ったり、そういう女性とあんなことをしようとすると危険な目にあうということなだけで、ただ街を歩くだけならどうということはないんじゃないんですかね。たぶん。わからないけど。
ただ最近ルール変更があり、これまではパス対象の施設は期間内に何度でも入場できていたところ、期間中1回のみの入場になってしまった。
これは困った。このパスの最大の利点だったのに。
例えばルーヴルなんかは、朝から歩き回ってヘトヘトになったところ、一回出て外で飯を食ってから再入場してみたり、あるいは広い館内、行きたい場所へはこれも一回退場してショートカットなんていうこともできたりした。もちろん、1日では足りないので、1回の滞在で2度3度ということもできた。
気まぐれに出たり入ったりできなくなったので、それなりに計画を立てなければならなくなってしまった。めんどくさい。
パリミュージアムパスは現在、2、4、6日券がある。
とりあえず今回、パリには5泊するが、最終日は朝から次の地へ移動なので実質5日。なおかつ初日はルーヴルの夜間開館をフル活用するつもりだったので、この日はパスを使わず通常通りチケットを買う。これで4日券を買えばぴったり収まる。いいじゃないか。ルーヴルだってどうせおかわりが欲しくなるに決まってるんだから、2回目はパスで入ればいい。
で、本日よりパスを使って本格的に美術館めぐり。
もったいぶらず、まっさきにいちばん好きな美術館へ。
毎度おなじみギュスターブ・モロー美術館。
土曜日なのにそれほど混んでないのが不思議でしょうがない。
いつの間にか展示室も増えていてうれしい。いつまでも居られる。住みたいーーって思ってるうちにだいぶ時間を消費していた。じつは今回、最初からヴェリブを利用していて、それで到着もだいぶ遅れてもいた。
といっても、次の計画を立てていたわけでもなく、どうすっべかと。
とりあえず、改装されてから一度も行っていないーーはずーーわかんない、記憶が曖昧だからそれを確認すべく、オランジュリー美術館に行くことにした。
そのオランジュリーの目の前、コンコルド広場が、トゥールーズ同様、ラグビーワールドカップのお祭り広場みたいなものになっていた。
うん、いまはいいや。
で、オランジュリー美術館に付いたらまあものすごい人。行列はすべて予約なしの人らしい。昨日のルーヴルがあっさり入場できたからナメてた。さすがに土曜はダメか。そこでその場で予約できないかと思い試してみたが、もう締め切っていた。まあそうですよね。
時間ももったいないので、諦めて次。
ちょうどチュイルリー公園沿いのリヴォリ通りの自転車専用レーンが拡張されていて非常に走りやすいので、こりゃ気持ちいいと、そのままシテ島に向かってみた。サントシャペルにでも行ってみるか。
で、ノートルダムは工事中。
先程のギュスターヴモロー美術館近くのサンジェルマンデプレ教会も実は工事中。どこもかしこも工事中。まあノートルダムは火災からの修復だからしょうがないけど。
わたしがヨーロッパに行くたび、結構な頻度で観光名所の工事中に出くわしていたのだが、それはいままで2月というオフシーズンにしか行ってなかったためなのだろうと思っていた。そういう客がいない時期にいっせいに工事しているものだと。
いや、シーズン関係ないのね。常にどこかで工事中。
ま、いいや。
はい。
で、サントシャペルに着いたら、やっぱり行列。予約必須。
もういいや。定番の名所は、きょうは諦めた。
それならと、ギュスターヴモロー美術館は空いていたし、そういう穴場的美術館ならいけるかも、と、以前に行ったとき気に入ったロダン美術館に向かうべく、シテ島から南西方面に少し自転車を走らせると、目に入ったのが、ローマ時代の共同浴場跡とクリュニー美術館。ああ、行ったことないし、ミュージアムパスも使えるみたいだし、いっちょいってみるか、と。
腰のひねりが十一面観音を彷彿とさせ、なかなかに趣のある聖母子像。
メイン展示であるところのタペストリーの一枚だが、この角を握る手は、これはアレの隠喩ですよね。違いますかそうてすかすいません。
あっという間に時間が過ぎ、もうロダンはいいや。パスの元を取ってやろうという考えも捨てる(いやたぶん最終的には元は取れるはずだが)。
近くのリュクサンブール公園に行ってみよう。そういえば、これだけパリに来ているのに、まだ見てないものがあるじゃあないか。
自由の女神像。まれに世界3大がっかりに入れられることもあるが、なるほど納得。
そのまま公園散歩するが、まあとにかくすごいひと。
2月だって場所によっちゃひとでごった返していたが、それにしたって比較にならない混みよう。これが本来のパリの姿なのか。それとも日本と同様コロナ明け(いやわたしは明けたなんて思っちゃいませんが)の反動で以前よりひとが増えているのかどうか。
飯を食ったら夜もふけてきて。
ほとんど店が閉まってしまったパッサージュなんかを歩いてみたり。
なんか門があったり。
よし、なんとなく近くまで来ちゃったから、ここはひとつ、土曜の夜のモンマルトルなんかどうでしょう、と。いやどこかの店に入るわけでもなく、ただ街を行くだけなんだけど。
で、いったん麓までは自転車で。
いやまさかムーラン・ルージュの前を自転車で疾走するとは思わなんだ。
自転車を停めて、徒歩で丘を上がる。
やっぱりすごいひとの数。
ただ少し外れた住宅街に入ると、静か。
でもやっぱりものすごいひとの数。
夜のモンマルトル周辺は治安が云々とよくいわれるが、それはソレ目的でアレな店に入ったり、そういう女性とあんなことをしようとすると危険な目にあうということなだけで、ただ街を歩くだけならどうということはないんじゃないんですかね。たぶん。わからないけど。
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