SSブログ

東京~富士宮口5合目~宝永山 [はじめての富士登山]

 22日朝。台風一過でクソ暑くなると思いきや、半袖では少し肌寒いくらいの東京から、富士宮行きの高速バスで出発。
 予定では富士宮駅に10:30着。登山バスに乗り換え、富士宮口5合目着は12:30頃。その後はメシでも食いながら高地に体を慣らし、登山開始後もゆっくりのペースで、8合目の山小屋着は17時頃を目指す。
 初心者ひとり登山のリスクを最小限に抑えるベストプラン――のはずだった。

 はずだった・・・。

 なんとまさかの東名高速事故渋滞。横浜あたりからほとんど動けず。
 もうプランは台無し。
 登山スピードを上げなければ、最悪、日没までの山小屋到着は間に合わないかもしれない。
 歩速を上げるとなると、スタミナ切れ、そして高山病のおそれが出てくる。
 まぁとりあえず、早朝起床で睡眠不足でもあったし、これをいい機会にして充分寝ておこう。それしか対処法はない。

 で、車中寝過ぎるほど寝て、2時間半遅れで富士宮駅到着。登山バスはそれに合わせて待ってくれていたようで、乗り換え後にすぐ出発。

 14:30。ようやっと富士宮口5合目に到着した。
 すぐにでも出発したいところだが、焦りは禁物。急いで体力を消耗して高山病で苦しむくらいなら、夜行登山でビクビクするほうがまだましだ。
 なので、ゆっくりそばを食ったり、コーヒーを飲んだりして30分。

 15時。さぁ、いよいよ登山開始。
DSCF6221.JPG

 しばらくは道も歩きやすく、息苦しさもまったく感じず。順調に歩を進める。
DSCF6222.JPG

 6合目の山小屋付近で、宝永山への道が分岐。富士宮ルートはそこそこ人がいるものの、宝永山方面へ向かう人の姿がない。大丈夫なのか、これ。
 不安をおぼえつつも、今のところまったく疲れもないので、山小屋で休憩することもなく、宝永山へと向かう。
DSCF6223.JPG
 第一火口付近。ここまではまったく問題なし。

 しかし、ここから馬の背、宝永山頂までが、まぁたいへん。
 急斜面にもかかわらず、道は小石と砂地でできていて、とにかく滑る。1歩前に踏み出し、次の足を前に出そうとすると、踏みしめている軸足が半歩滑る。その繰り返し。3歩進んで2歩滑る。歩いても歩いても、進んでいる気がしない。
 予約している宿の案内にも、このルートは下りしか紹介されていない。どうりで人が少ないわけだ。

 とにもかくにも、ここまできて引き返すわけにもいかない。登るしかないのだ。
 流れる汗、減少する体力。
 ただ、息苦しいといえば息苦しいが、それは普段の運動中の息苦しさと同質のものであり、高山病の症状が出ているというわけではないのが幸いだ。

 さっきまで晴れ渡っていたのが、さすが山の天気、すぐに雲の中。
 宝永山山頂へ着いた。
DSCF6224.JPG
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

富士登山準備宝永山~赤岩八合館 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。