2010年 3月27日 [新東京タワー]
例によってまったく関係ない話。
現在使用中のPCは、ごくごく一般的なウェブ閲覧等での使用+地デジ放送録画を主目的として自作したものである。ゲームはやるとしても『大航海時代オンライン』ぐらいなので、グラフィック機能はオンボードのものだけでじゅうぶん。
というわけでAMDで組み、そのうえグラボ無しだからひじょーに安上がりで、もうウハウハのハッピーPCライフを送っている――はずだったのだが、いざ組んでみるとやっかいなことがいろいろと。安けりゃ安いなりに弊害もあるわな、そりゃ。
オンボードグラフィックだとデジタル出力できるのは1系統だけ。HDMIとDVIを備えていても、その2系統を同時出力できず、デュアルディスプレイにするのであれば、デジタル出力1とアナログ出力1という組み合わせしかできないことになる(おそらく現行のものはほとんど。ただし、インテルのグラフィック機能が統合された新CPUとチップセットならイケルというはなし。詳しくは知らん)。
ま、地デジ録画・視聴するだけなら、ここまでは問題はない。
ただ、わたしは普通にPCとしても使うわけだ。だからとりあえずデュアルディスプレイにするべく、地デジ視聴はHDMIで家庭用テレビ、通常作業はD‐subでPC用モニター(手持ちの15インチスクエア型・HDCP非対応)、と使うことにした。いや、当然の流れだね。
ところがここで問題発生。
導入した地デジチューナーはバッファローのDT-H50というもので、いちおうデュアルディスプレイに対応していて、視聴ソフトのモニター間の移動もできるようにはなっているのだが、プライマリディスプレイをアナログ出力側に設定すると、HD画質での視聴・録画ができなくなってしまうのだ。地デジ意味なし。たとえセカンダリディスプレイとしてHDCP対応のモニターをデジタル接続していたとしても、あくまでチューナーはプライマリ側に対応してしまい、最高画質では表示されなくなる。これは視聴せず、録画するだけだとしてもダメで、録画予約設定で最高画質が選べなくなる。
そこで、デジタル出力側(家庭用テレビ)をプライマリ、アナログ出力側(PC用モニター)をセカンダリにして使うことになるわけだが、これはこれで、通常のPC作業がひじょーにめんどくさいことになる。デスクトップ上のアイコン、タスクバー、webブラウザ等、ある程度のものはセカンダリディスプレイにも固定されるのだが、新規にダウンロードしたファイルや各種通知、ポップアップはすべてプライマリ側に表示されてしまう。しかし、プライマリ側に使っているのは家庭用テレビなのだから、普段は当然テレビ放送を映しているわけで、なにかあるたび、いちいちテレビの表示をPC画面に切り替えるか、タスクバーに表示されたウインドウのアイコンを右クリック→“移動”→該当ウインドウをドラッグしてモニターに持ってくるという手間がかかる。
地デジ視聴・録画のたびにプライマリとセカンダリを入れ替えるという手もあるが、デスクトップ上のものもそっくり入れ替わってしまうため、その移動やらなんやらで、結局かかる手間は変わらない。
DT-H50は、映像編集ができないとか、録画ファイルを別のHDDに移動すると視聴できないとか、OSを再インストールするとこれも録画ファイルが視聴できなくなるとか、いちいち使い勝手があまりよろしくなく、もう別のチューナーに替えてやろかしらとも思ったが、はたしてこれがバッファロー製品だけの仕様なのかなんなのかはわからず、かといっていろいろと“フリー”な法的にグレーゾーンの製品は使いたくないし、だいたい1万円近くする買い物でもあったし、やむなく10ヶ月ほど使ってきたが――
ぼくはもう疲れたよ・・・
――グラボとHDCP対応モニター買っちまいました。
消費電力が現在のオンボードグラフィックのものからほんのちょっとのアップだけで済むらしい、Radeonの新型ローエンドモデルが出たということで。計2万円弱の出費になるが、もういい。ぼくは疲れたんだよ。
接続してみたら、どちらの画面でも最高画質での視聴が可能に。あぁ、この10ヶ月の苦労が溶け出していく・・・。
電源ファンが唸りを上げることはないので、グラボは謳い文句どおり、低消費電力であるらしい。さらに、ローエンドとはいえ、ついでに『大航海時代』も高画質設定で安定動作するようになった。ふふ、リスボンの人だかりもちゃんと表示されてる・・・。あぁ、もしかしたら『A9』もぎりぎりいけるかも。
これで地デジ録画も、PCライフもラクちんラクちん、めでたしめでたし――と、思ってたところに、torneが・・・。もっと早く発売されていれば・・・。
悔しいから、しばらくは買わないがな。
はい、まったく関係ない話を長々とすいません。
現在、328mだそうです。
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