6日目のこと・1 ~AVEに乗る~ [はじめての複数国周遊~スペイン編~]
朝6時起床。7時に宿をチェックアウトし、表に出る。日の出はまだ。
人通りはまずまずあるが、夜よりは少なく、さらに開店している商店もまだ少なく灯りも乏しいため、道は暗い。夜より若干怖い。
ビクビクしながら早足で乗り込んだ地下鉄は日中とさほど変わらない乗車率で、ホッと胸をなでおろし、まもなくアトーチャ駅に到着。
アトーチャの長距離線専用駅舎はセキュリティチェックが空港並で、待合所には該当の乗車券がないと入れず、ホーム手前には金属探知機、荷物検査も待っている。ま、このご時世、これくらいやって当然だろう。日本とは危機感が違うということだ。よし、すすんで検査されようではないか。
ホームに入ると、これから乗る予定のAVEが待ち構えており、これはシャッターチャンスと思ったが、なにやらスペインでは駅構内における列車撮影は禁止されているそうで、断念(ちなみに、バッシャバッシャとやっていたイタリアでも、じつは撮影禁止なのだそうだ。駅員にはなにも咎められはしなかったが、とりあえずよいこのみなさん、やめときましょう)。
8時ちょうどのAVE02080号で、わたしがわたしがマドリードから旅立つ先は、コルドバ。
本当に8時ちょうど、定刻どおりに出発したセビリヤ行のAVEは、まだまだ明けないマドリードの空の下を走る。
市街地を抜けると、徐々にスピードが上がってくる。
乗り心地はというと、以前のTGV、ユーロスターの感想とまったく同じになるが――そりゃそうだ、ベースは同じ車体だし――あえて繰り返す。車内音、振動、清潔感は日本の新幹線より若干劣るが、あくまでも若干。車内サービスは充実していて、雑誌や車内放送用のイヤホンをくばったりと、駅同様こちらも飛行機並。至れり尽くせりでここちよく、眠りこけてコルドバを乗り過ごしてしまうおそれも出てきたため、携帯電話に目覚ましタイマーをセットしておく。
8:30前。うっすらと空が白み始めた。田園地帯に残る昨日の雪がぼんやりと浮かびあがり、そして空は朝焼けの赤、雲ひとつない青へと変化していく。
ラマンチャの夜明け。
うっとりと車窓を眺めていると、頭もぼぉっとしてきた。
うつらうつら、夢か現かわからなくなり――携帯電話がブンブン振動し、現へ戻る。いつのまにやら90分が経過していた。あっけなくコルドバに到着。いよいよアンダルシアに突入である。
駅を出て、道を挟んだ向かいにあるバスターミナルへ。14時発のバスでグラナダへ向かう予定のため、時刻表の確認をしておく。
ターミナル内にあったコインロッカーに荷物を預けようとすると、現金を直接投入するタイプではなく、専用コインを別に買い、それを投入するという、現代日本ではまず見られないタイプのものだった。コイン販売機もロッカーそのものも見た目かなりの年季が入っており、使用にあたりかなり怖気づくが、強迫症まがいの我が小心を無理やり膨らませ、コイン購入、投入、施錠――うん、そうそうトラブルなんて起こりゃしないのだ。万事問題なし(いや、はたして開錠できるかという不安も残りはしたが、後、問題なく開錠できた)。
荷物を預け身軽になり、さぁ、コルドバ観光。目指すはメスキータ、アルカサル。
人通りはまずまずあるが、夜よりは少なく、さらに開店している商店もまだ少なく灯りも乏しいため、道は暗い。夜より若干怖い。
ビクビクしながら早足で乗り込んだ地下鉄は日中とさほど変わらない乗車率で、ホッと胸をなでおろし、まもなくアトーチャ駅に到着。
アトーチャの長距離線専用駅舎はセキュリティチェックが空港並で、待合所には該当の乗車券がないと入れず、ホーム手前には金属探知機、荷物検査も待っている。ま、このご時世、これくらいやって当然だろう。日本とは危機感が違うということだ。よし、すすんで検査されようではないか。
ホームに入ると、これから乗る予定のAVEが待ち構えており、これはシャッターチャンスと思ったが、なにやらスペインでは駅構内における列車撮影は禁止されているそうで、断念(ちなみに、バッシャバッシャとやっていたイタリアでも、じつは撮影禁止なのだそうだ。駅員にはなにも咎められはしなかったが、とりあえずよいこのみなさん、やめときましょう)。
8時ちょうどのAVE02080号で、わたしがわたしがマドリードから旅立つ先は、コルドバ。
本当に8時ちょうど、定刻どおりに出発したセビリヤ行のAVEは、まだまだ明けないマドリードの空の下を走る。
市街地を抜けると、徐々にスピードが上がってくる。
乗り心地はというと、以前のTGV、ユーロスターの感想とまったく同じになるが――そりゃそうだ、ベースは同じ車体だし――あえて繰り返す。車内音、振動、清潔感は日本の新幹線より若干劣るが、あくまでも若干。車内サービスは充実していて、雑誌や車内放送用のイヤホンをくばったりと、駅同様こちらも飛行機並。至れり尽くせりでここちよく、眠りこけてコルドバを乗り過ごしてしまうおそれも出てきたため、携帯電話に目覚ましタイマーをセットしておく。
8:30前。うっすらと空が白み始めた。田園地帯に残る昨日の雪がぼんやりと浮かびあがり、そして空は朝焼けの赤、雲ひとつない青へと変化していく。
ラマンチャの夜明け。
うっとりと車窓を眺めていると、頭もぼぉっとしてきた。
うつらうつら、夢か現かわからなくなり――携帯電話がブンブン振動し、現へ戻る。いつのまにやら90分が経過していた。あっけなくコルドバに到着。いよいよアンダルシアに突入である。
駅を出て、道を挟んだ向かいにあるバスターミナルへ。14時発のバスでグラナダへ向かう予定のため、時刻表の確認をしておく。
ターミナル内にあったコインロッカーに荷物を預けようとすると、現金を直接投入するタイプではなく、専用コインを別に買い、それを投入するという、現代日本ではまず見られないタイプのものだった。コイン販売機もロッカーそのものも見た目かなりの年季が入っており、使用にあたりかなり怖気づくが、強迫症まがいの我が小心を無理やり膨らませ、コイン購入、投入、施錠――うん、そうそうトラブルなんて起こりゃしないのだ。万事問題なし(いや、はたして開錠できるかという不安も残りはしたが、後、問題なく開錠できた)。
荷物を預け身軽になり、さぁ、コルドバ観光。目指すはメスキータ、アルカサル。
2010-03-25 23:03
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