第７９回東京優駿＆第３９回笹川賞 前夜

JRAホームページ｜今週の注目レース－東京優駿（日本ダービー）

　さーて、どうしましょうかね。
　定石どおりなら皐月賞上位組。
　毎年毎年「今年こそは青葉賞馬が来るんじゃないの」といわれながら結局ダメで、「いや、ほんとに今年こそは青葉賞馬、フェノーメノ」なんて声もあるが、まぁやっぱり終わってみれば皐月賞上位馬でしたってことになるのだろう。そんなもんですよ、競馬なんて。収まるところに収まる。

　引き続き馬場が良く、「オークス同様高速決着になる」だとか、「いや、その反動でスローペースになり、直線キレ味勝負になる」だとかもいわれている。
　それならどちらにしろスピードタイプの素軽い血統がいいということになるが、いやいや、そんなふうに予想どおりになることの方が珍しいではないか。ゴリゴリのスタミナ血統馬が来るようなレースにならないとはいえない。そんなもんですよ、競馬なんて。収まるところに収まらないからギャンブルとして成り立っている。

　というわけで、両方を兼ね備えた馬といえば――ゴールドシップ。
　皐月賞馬。当たり前すぎてあまり面白くないが、久々の芦毛スターホース誕生という期待も込めて本命で。

　ただやっぱり当たり前なので配当は期待できないから、相手はおかしなのを狙おうかしら。
　父ダンスインザダーク・母父ダンシングブレーヴという、ゴリゴリのスタミナ血統といえばゴールドシップよりこっちだといえるくらい重っくるしい血統なのに、なぜかNHKマイルで上位に食い込むという訳の分からなさが魅力のクラレントとか――あぁ、まぁ無理だろうね。

　もうわかんないね。わかんないからまた名前だけで買っちゃおうかしら。
　そうなると真っ先に目につくのは、とうぜんスピルバーグであり、そうなるととうぜん相手もそれ関連でないと“おもしろ”は成立しないわけだが、いくら馬柱を探してもどこにも“スティーブン”は見あたらず、まさかのA.P. Indy産駒はいないかと思ったが、まぁいないわな。
　他になにか探せばありそうなのは外国人騎手だが、いるのはウィリアムズひとり。
　うーん、むりやりこじつければ――あった。
　ジョン・ウィリアムズだ。
　が、だからどうした。
　まぁ当たんないわな。

　もうわかんないね。
　いやそもそも競馬なんて当たんないよ。

　当たるのは競艇の方だ。

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　だってこれ、井口が勝つんだもん。あとは２、３着を当てればいいだけ。なんと簡単な。
　では、その２、３着は――ふふ、わからんね。簡単にわからないからギャンブルとして成立しているんだね、競艇も。ふふ。
　もうめんどくさいから井口－静岡勢３人でいいか。