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出発までのこと~旅の動機と計画~7 [はじめての複数国周遊~準備編~]

 航空券は買った。次は宿の予約。
 それまでも航空券と平行して各予約サイトを調べており、なんだかんだで、直前予約サイトの価格が全体的に安いと――過去2回のヨーロッパ旅行の経験からも――見当がついていた。
 しかしそこは“直前”。チェックインの2、3週間前からでないと予約できず、この時点(1月9日)では待つことしかできない。
 ただ、直前予約サイト以外にも、そのサイトでしか取り扱ってない“掘り出し物”のような宿があったり、たまたまキャンペーン中で(さすがオフシーズン)、そのサイトでのすべての宿が割引になっていることもある。ここはぎりぎりまで調べたおし、検討に検討を重ねることにして、それまでは、予約サイトにはあまり登録されていないモロッコの宿をどうにかすることにしよう。

 とはいえ、モロッコ国内の交通事情が、ガイドブックを見てもいまいちよくわからず、何日の何時に何処に辿り着くことができるのか、なんとなくの見当しかつけることができない――国営バスCTMには一応ホームページがあるものの、時刻表が掲載されておらず、それどころか、どんな路線があるのかすらわからない――ので、宿は予約しようがない。ま、そのガイドブックによると“高級ホテル以外は、基本的に予約は不要”らしいので、宿は現地で探すことにして、とりあえずは、現地で探すのはなにかとまずいことになりそうな砂漠の宿だけは予約することにした。
 目的のシェビ大砂丘のほとりは、近年の著しい観光地化によりホテル街道となっているようで、ガイドブックにも、それなりの数の宿が掲載されている。その中から、ホームページがあって、尚且つ数多く画像を掲載していて雰囲気がわかりやすく、なんとなく安心感のある宿を選んだ。そこからは、その宿のスタッフとの英語による数回のメールのやりとり。お互い、かなりいいかげんな英文を駆使しながらではあったが、とにかく予約は成立した。

 さて、そうこうしているうちに1月もなかば。そろそろ他の宿の予約をしなければならない。
 もちろん、それまでもずっと、宿予約サイトをチェックし続けていた。それでウィーンの宿は、安くてなかなかに良さげなホテルをあっさりみつけて予約を完了したのだが、問題はマドリードとスイス各都市の宿である。

 とにかく価格が高い。

 スイスの物価からして宿も高いのはわかるが、ユーロ圏では比較的物価が安いといわれるスペインも、というのは意外であった。
 ま、イタリアの宿も、ローマだけが他都市より割高だったし、首都はそういうものなのだろう――モロッコへ船で渡るためにはアンダルシア方面で1泊した方が都合がよく、それならアルハンブラ宮殿に行ってやるかと、グラナダの宿を探すことにしたのだが、実際、相場はマドリードよりはるかに安いものだった。
 グラナダの宿はさっさと決めてしまい、ついでにアルハンブラ宮殿の予約もしてしまった(チケットは現地でも買えるようだが、売り切れていることが多いそうで、やはり事前予約したほうが無難)。しかも、予定日がたまたま土曜日ということもあり、計らずも夜間入場を選ぶことができた。これで日中は、マドリードからの移動時間に充てることができるうえ、コルドバ観光も加えることができる。なんとも効率的だ。

 さて、マドリードの宿の検討に戻る。
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