出発までのこと~旅の動機と計画~4 [はじめての複数国周遊~準備編~]
ここで大いに役立ったのが、海外に数多ある格安航空会社の存在である。
大手航空会社の正規割引運賃と比べても、半額以下は当たり前という驚きの価格。航空券の予約・購入や、搭乗方法も簡便で、たいがいの格安航空会社は、インターネット予約してしまえば、後は空港のチェックインカウンターに行って予約画面をプリントアウトしたものとパスポートさえ見せれば済んでしまう――と、説明画面に書いてあると、わたしのつたない英語力で勝手に判断したのだが、実際使った航空会社はそれで通ったので、たぶん間違いないだろう――おかげでわたしのような貧乏旅行者でも、個人で海外周遊ができるわけだ。
ありがたいことに、その格安航空会社の紹介サイトもいろいろとあり、活用させていただいたところ――
格安航空会社のなかでも大手といえるエアベルリンは、ヨーロッパ各地にハブ空港を設定しており、ウィーンもそのひとつ。探していたウィーン~マドリード線も――1回の乗り継ぎが必要で、尚且つ金額も諸経費込で160ユーロとびっくりするほど安くもないが――とりあえず存在し、ウィーン発11:30、マドリード着16:15と時間帯もなかなかいい。とくに行きたくもないバルセロナでの滞在費とマドリードまでの交通費を合わせて鑑みれば、お得ではあるだろう。
他の会社もひととおり探してみたが、ウィーン~マドリード線はないようなので、ひとまず暫定的に、エアベルリン利用決定。
徐々に旅のかたちがみえてきた。バルセロナに行く必要はなくなりそうだ。
続いてモロッコからの便を探すことになるのだが、これはあまり選択の余地がない。そもそもモロッコに乗り入れている格安航空会社が少ないのだが、それよりなにより、アトラスブルーというモロッコの格安航空会社があるから問答無用。しかも路線によっては猛烈に安い。マラケシュ~パリ・マドリッド・バルセロナが29ユーロ(2009年2月当時)という目ん玉が飛び出るような低価格である。ウィーン路線があれば手っ取り早く済むのだが、残念ながらない(エアベルリンに、リゾート地・アガディール~ウィーン線というのがあったが、そもそもアガディールなど行く気もなく、行くにしても、どこかへの通り道というわけでもなく地理上効率が悪いうえ、価格も高い)。しかしこの安さなら他都市経由ついでに滞在する余裕も生まれようものだ。しかも――
あぁ、麗しのパリ・・・
――いちどはあきらめたパリ再訪のチャンスである。さらに、ウィーン美術史美術館・プラド・ルーヴルという、(暫定)世界三大美術館を一気にまわることができるではないか。旅の目的、目標が新たに生まれて、モチベーションが上がる。パリからなら日本への帰国便の都合もいい。
こいつは決まりかな。
しかしそこはケチなわたしである。万全を期し、あらゆる可能性を探ってみることにして、またしばらくアトラスブルーの予約ページをいじっていたら――
あぁ、みつけちゃったよ。
――マラケシュ~ジュネーヴという路線があった。
大手航空会社の正規割引運賃と比べても、半額以下は当たり前という驚きの価格。航空券の予約・購入や、搭乗方法も簡便で、たいがいの格安航空会社は、インターネット予約してしまえば、後は空港のチェックインカウンターに行って予約画面をプリントアウトしたものとパスポートさえ見せれば済んでしまう――と、説明画面に書いてあると、わたしのつたない英語力で勝手に判断したのだが、実際使った航空会社はそれで通ったので、たぶん間違いないだろう――おかげでわたしのような貧乏旅行者でも、個人で海外周遊ができるわけだ。
ありがたいことに、その格安航空会社の紹介サイトもいろいろとあり、活用させていただいたところ――
格安航空会社のなかでも大手といえるエアベルリンは、ヨーロッパ各地にハブ空港を設定しており、ウィーンもそのひとつ。探していたウィーン~マドリード線も――1回の乗り継ぎが必要で、尚且つ金額も諸経費込で160ユーロとびっくりするほど安くもないが――とりあえず存在し、ウィーン発11:30、マドリード着16:15と時間帯もなかなかいい。とくに行きたくもないバルセロナでの滞在費とマドリードまでの交通費を合わせて鑑みれば、お得ではあるだろう。
他の会社もひととおり探してみたが、ウィーン~マドリード線はないようなので、ひとまず暫定的に、エアベルリン利用決定。
徐々に旅のかたちがみえてきた。バルセロナに行く必要はなくなりそうだ。
続いてモロッコからの便を探すことになるのだが、これはあまり選択の余地がない。そもそもモロッコに乗り入れている格安航空会社が少ないのだが、それよりなにより、アトラスブルーというモロッコの格安航空会社があるから問答無用。しかも路線によっては猛烈に安い。マラケシュ~パリ・マドリッド・バルセロナが29ユーロ(2009年2月当時)という目ん玉が飛び出るような低価格である。ウィーン路線があれば手っ取り早く済むのだが、残念ながらない(エアベルリンに、リゾート地・アガディール~ウィーン線というのがあったが、そもそもアガディールなど行く気もなく、行くにしても、どこかへの通り道というわけでもなく地理上効率が悪いうえ、価格も高い)。しかしこの安さなら他都市経由ついでに滞在する余裕も生まれようものだ。しかも――
あぁ、麗しのパリ・・・
――いちどはあきらめたパリ再訪のチャンスである。さらに、ウィーン美術史美術館・プラド・ルーヴルという、(暫定)世界三大美術館を一気にまわることができるではないか。旅の目的、目標が新たに生まれて、モチベーションが上がる。パリからなら日本への帰国便の都合もいい。
こいつは決まりかな。
しかしそこはケチなわたしである。万全を期し、あらゆる可能性を探ってみることにして、またしばらくアトラスブルーの予約ページをいじっていたら――
あぁ、みつけちゃったよ。
――マラケシュ~ジュネーヴという路線があった。
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