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出発までのこと・2 [はじめてのパリ~ひとりでできるもん~]

 3/1のつづき

 とりあえず、パリまでの航空券、そしてモンサンミシェルの宿とそこまでのTGVは予約した。あとはパリでの宿だ。しかしいったいどこに宿泊すればよいのか。

 世界一の観光都市パリ。選択肢は膨大である。
 世界一の観光都市パリ。観光客をねらった犯罪も数限りない。

 外務省のホームページや、他の民間のフランス情報サイトには、日本人観光客の犯罪被害例がわんさか。女性はもちろんのこと、男でもひとり旅の日本人観光客だと、スリ、強盗のかっこうの的になるらしい。スリならいくらでも防ぎようがあるが(スラれて困るようなものはクレジットカード以外もたないが)、強盗となるとどうしようもない。いくらわたしがマゾだからといって、実際身体に痛いのはちょっと・・・。おやじにもぶたれたことないのに。
 そこで比較的治安がよいとされている地区のホテルを探したが、これがどこも高い。安いのはメトロ終着駅付近などのパリ市郊外か、比較的治安が悪いとされているパリ市の北と東の地区。(ちなみに予約した航空券はパリ着が20時、帰りのパリ発が11時ということで、初日と最終日は空港近くの宿を予約。空港から無料のシャトルバスがでていて、なおかつ格安という宿があったので。)

 せっかく高い金をはらってフランスまでの航空券を買ってしまったのだから、パリ市内もいろいろまわりたい。そうすると郊外だといろいろめんどくさそうなので、これは外し。

 じゃ、どうするか。

 東地区、バスティーユ近辺に宿泊したことがあるというA女史に相談を持ちかけたら、「ぜんぜんだいじょうぶ。特に男性ならそんなに心配する必要ない」とのこと。まぁたしかに、いったらいったでぜんぜんだいじょうぶなのだろう。訪れた人間すべてが犯罪にあっているようなら、パリにこんなにも観光客が集まるわけがない。

 いやでもね・・・。被害にあった後じゃおそいし・・・。かといって高いホテルに泊まったところでそれで安全なのかというと、日本ほど治安がいいわけではないのだから、危険は危険なんだろうし・・・。「被害にあったらそのとき対処すればいい」と開き直りたいが、対処できる自信はまったくないのでそうもいかず・・・。こうなりゃモンサンミシェルだけいって、すぐ帰国するのも“プレイ”としてアリかなとすら思った(この時点では、すでに帰りのTGVと帰国便の代金の支払いは済みで、なおかつ変更は不可の格安料金なので、じっさい旅程の変更は無理だったんだけど)。

 そう、わたしは尋常でない小心者であり、尋常でないケチでもあるのだ(そもそも、そんな人間が海外ひとり旅なんてしないほうがいいのだが、しょうがない。とにかくモンサンミシェルにいきたいのよ)。
 安全を金で買うかどうするか。

 うだうだと考えながら、数日経過。出発日まで1週間をきっていた。

 ・・・いや粘ってみるものだね。
 海外ホテル予約サイトで、治安がよいという地区の中でも比較的安くて目をつけていたエッフェル塔付近のホテルが、シーズンオフで客が集まらないのか、直前放出価格でさらに値下げして、北、東地区のホテルとかわらない価格になっていた。
 その価格をみた瞬間、即予約。

 さぁ日本でできることはすべてやった。あとは各所において最低限しゃべらなければいけないであろうことばをおぼえるくらいで、出発を待つだけだ。

 ということを、ブログ更新が滞っていた2月の前半にしていたわけです。


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