一生分「愛」と書きました [感想文]
前作『シフクノオト』の印象は“サッパリしてる”だった。病気からの復帰第1作目ということで、自らの人生や、生と死について踏み込んだつくりになると予想していたのだが、同じことは『深海』でやっているのだし、恐らく桜井自身もそう予想されているのは承知でスカしてきたのだろう。それで「サッパリ」。生死をさまようような重病ではなかったにしろ、病を乗り越えたということで憑き物がおちたように、「サッパリ」だったのかもしれない。
そんななか、『タガタメ』のフィルターをかけていない痛烈なメッセージだけがういていて、違和感をおぼえるのがタマにキズというアルバムであった。
で、今作の印象は“前作に比べたら湿気がある”。
この湿気の要因は、最近目立つようになった、桜井の飾らずしゃくりあげるようにぶつけてくる歌唱法から伝わる熱気と、そして何より、アルバムタイトルどおりの“愛”の息遣いによる。
いままでもMr.Childrenは愛について唄いつづけてきたわけだが、しかし、何の恥ずかしげもなくこんなタイトルをつけるくらいである。それはそれは露骨に“愛”を表現している。そんな露骨さが、上記のような桜井のいままでにないがなり声と相まって突き刺さってくる。もちろん耳慣れた桜井節が健在の照れくさいほどのラブソングもあり、様々な愛の表現のかたちをこのアルバムは示してくる。
それにしても、そんな“露骨”に愛を唄った『隔たり』であるが・・・。これってシャレでつくったのか? 先に詩だけ読んだら、まさかこんな曲にのせてくるとは思えない。当然、どう感じようと聴く者の自由ではあるが。
今夜は酔っ払い。
サラリーウーマンなので、たまには酔っ払うのだ。
さて。
私は桜井が大嫌い。
しかし詞は好き。ってことでこのサイト。
http://mememori.cool.ne.jp/misuchiru/
ご参照あれ。
結構好きです。
by 酔っ払い (2005-09-27 00:27)
でも、求婚されれば迷わず結婚するって言ってたじゃないすか。
それはそうと。
酔っ払うのもいいが、メールみてください。
by homerun (2005-09-28 04:13)