カンコンキンシアター32 ~THE LAST MESSAGE~ クドい! [感想文]
カンコンキンシアターOfficial Site
今年も行ってきましたよ。
今年も書くことは同じですよ。
マイナーチェンジはしているものの、やってることは同じなんだから。
藤井隆氏が以前言っていて、今年の『軍人魂』にも再掲されていた感想に近い。
今年もくだらなすぎて残るものがないので、劇場を出るとよく内容を覚えてないという(『スライドショー』といい、わたしは、「バカじゃないの?」「くだらねぇ」「どうかしてるよ」と思いながらヘラヘラしているうちに時間がすぎていくものに惹かれるということを改めて確認した)。
ただ、うっすらと残っている感情の滓を反芻してみると、どうやらヒドさが近年最高レベルだったのではないかと。
あぁ、思い出した。聖子ちゃん。学芸会感がいつも以上でしたね。
それと後半パート。
いや実はこれは、覚えてない、なんてことにはならない。
観るひとが観れば、いや、ほぼリピーターだけと思われる近年の『カンコンキンシアター』の観客なら、皆いつもと違う感情が芽生えたのではないだろうか。
グッとくるんだ。
いたずらに『THE LAST MESSAGE』なんてタイトルをつけるものだからさ、このくだらない時間と空間に、なんだか意味を見出しちゃうじゃない。
わたしなんか泣きそうになってしまったくらいで。
こちらはなにも覚えてないつもりでいても、関根勤というひとを観て、聴いてきた長い時間は、たしかにわたしになにかを残していた――ということを思う、今年は稀有な『カンコンキンシアター』でした。
コメント 0