4日目のこと・2 ~スペインまでの道・ニキとエアベルリン~ [はじめての複数国周遊~スペイン編~]
ウィーンからマドリードまでの道のりは、直行便ではなく、パルマ・マジョルカ島での乗り継ぎとなる。
そのウィーン~パルマ便。チケットの予約はエアベルリンでおこなったのだが、実際の機材、運行は、共同運航のニキであった。
乗り込んだら、まずCAにびっくらこいた。↑のトップページのイラストからは想像もできない、並外れた美人揃い。薄汚い矮小日本人男のわたしには、緊張して正視できないほど(たぶん、わたしとは違う生き物なのだろう)。しかも一部ではなく、全員ときたから恐れ入る。能力よりも、容姿優先で採用しているとしか思えない。さすがニキ・ラウダ。あっぱれな採用方針だ。
――そういえば、パリやイタリア各都市に比べ、ウィーンの方が美人が多かったような気がする。ま、どうせ同じガイジン顔なら、ラテン系よりも、パツキンウハウハなゲルマン系の方が、わたしの好みというだけかもしれないが――
客室は、シート幅も前後幅も、大手のエコノミー席と比べてもなんら遜色はない。
さらに機内食でサンドイッチが出るわ、飲み物も頻繁に持ってくるわで、サービスも大手並み。これで料金は格安。すごいぞニキ。えらいぞニキ。にきにきにきにきニキ航空。もし機会があれば、また乗ってやるぞ。
ちなみに、利用前の懸念が、チェックイン時のトラブルとは別にもうひとつあった。
チケットのオンライン予約時、別料金の機内食の予約もできるようになっていて、そこに注目のメニューが。
CHICKEN CURRY €8 (2009年1月当時)
自称キレンジャーのわたしである。じつはハワイに行ってまで、CoCo壱でカレーを食ったことがあるわたしである。
空カレー。食わいでか。
それで勢い、予約してしまったはいいが、ここから矮小な日本人の、横並び大好き体質発揮。
せっかくケチって格安航空に乗っているのに、別料金を払ってまでメシを食う客なんて他にいるのだろうか。機内食を食っているのがおれひとりだったらどうしよう。ひとり黙々とカレーを食う小汚い日本人を、まわりの欧米人は好奇の目で見やしないか――それらの憂鬱は、搭乗率5、6割ほどに見える機内に、5、6皿ほどの機内食が配られていく様子を見て、杞憂に終わった。それにそもそも、全員にサンドイッチが配られているのだから、メシを食ってたところでまったく目立たない。ま、カレー臭をあたりに撒き散らすことで目立ってはいたかもしれないが。
味は、ココナッツミルク入りのタイ風で、日本で食べるカレーに慣れた舌には特別美味くは感じないが、食えないほど不味くもない。ま、カレーの味がすりゃなんだっていいんだ、わたしは。
そうこうしているうち、約2時間半のフライトを終え、飛行機はパルマに到着した。
久しぶりに海を見ることができて、なんだか気分が昂揚してくる。生憎の曇り空ではあるが、さすがのリゾート地、同じ曇りでも、ウィーンとは雲の高さが違うような気がするのは、昂揚感に由来した単なる勘違いなのかどうか。
到着口のあるターミナルはまるごとエアベルリン専用のようになっていて、たいした移動もせずにマドリード行の搭乗口へ。乗り継ぎ時間は1時間程度しかないが、これなら急ぐ必要もない。
ターミナル内には、英語と共にスペイン語のアナウンスが流れている。
――あぁ、そうか。
やっとドイツ語に慣れてきて、咄嗟に「だんけしぇーん」と口に出せるようになってきたところなのに、もうスペイン語に頭を切り替えなければならないのだ。あぁ、めんどくさい。
ここからマドリードまでは、正真正銘、エアベルリンの運航。
で、これがまた、ニキのスッチーを見てしまった後では、特筆すべきことがない。
しかしそれは、なんのストレスもないフライトだったということの証でもある。これで格安なんだから、なんの文句があろう。ぼけっとしている――できている――間に1時間半弱。マドリードに到着してしまっていた。
いいぞエアベルリン。もし機会があれば、また乗ってやるぞ。
そのウィーン~パルマ便。チケットの予約はエアベルリンでおこなったのだが、実際の機材、運行は、共同運航のニキであった。
乗り込んだら、まずCAにびっくらこいた。↑のトップページのイラストからは想像もできない、並外れた美人揃い。薄汚い矮小日本人男のわたしには、緊張して正視できないほど(たぶん、わたしとは違う生き物なのだろう)。しかも一部ではなく、全員ときたから恐れ入る。能力よりも、容姿優先で採用しているとしか思えない。さすがニキ・ラウダ。あっぱれな採用方針だ。
――そういえば、パリやイタリア各都市に比べ、ウィーンの方が美人が多かったような気がする。ま、どうせ同じガイジン顔なら、ラテン系よりも、パツキンウハウハなゲルマン系の方が、わたしの好みというだけかもしれないが――
客室は、シート幅も前後幅も、大手のエコノミー席と比べてもなんら遜色はない。
さらに機内食でサンドイッチが出るわ、飲み物も頻繁に持ってくるわで、サービスも大手並み。これで料金は格安。すごいぞニキ。えらいぞニキ。にきにきにきにきニキ航空。もし機会があれば、また乗ってやるぞ。
ちなみに、利用前の懸念が、チェックイン時のトラブルとは別にもうひとつあった。
チケットのオンライン予約時、別料金の機内食の予約もできるようになっていて、そこに注目のメニューが。
CHICKEN CURRY €8 (2009年1月当時)
自称キレンジャーのわたしである。じつはハワイに行ってまで、CoCo壱でカレーを食ったことがあるわたしである。
空カレー。食わいでか。
それで勢い、予約してしまったはいいが、ここから矮小な日本人の、横並び大好き体質発揮。
せっかくケチって格安航空に乗っているのに、別料金を払ってまでメシを食う客なんて他にいるのだろうか。機内食を食っているのがおれひとりだったらどうしよう。ひとり黙々とカレーを食う小汚い日本人を、まわりの欧米人は好奇の目で見やしないか――それらの憂鬱は、搭乗率5、6割ほどに見える機内に、5、6皿ほどの機内食が配られていく様子を見て、杞憂に終わった。それにそもそも、全員にサンドイッチが配られているのだから、メシを食ってたところでまったく目立たない。ま、カレー臭をあたりに撒き散らすことで目立ってはいたかもしれないが。
味は、ココナッツミルク入りのタイ風で、日本で食べるカレーに慣れた舌には特別美味くは感じないが、食えないほど不味くもない。ま、カレーの味がすりゃなんだっていいんだ、わたしは。
そうこうしているうち、約2時間半のフライトを終え、飛行機はパルマに到着した。
久しぶりに海を見ることができて、なんだか気分が昂揚してくる。生憎の曇り空ではあるが、さすがのリゾート地、同じ曇りでも、ウィーンとは雲の高さが違うような気がするのは、昂揚感に由来した単なる勘違いなのかどうか。
到着口のあるターミナルはまるごとエアベルリン専用のようになっていて、たいした移動もせずにマドリード行の搭乗口へ。乗り継ぎ時間は1時間程度しかないが、これなら急ぐ必要もない。
ターミナル内には、英語と共にスペイン語のアナウンスが流れている。
――あぁ、そうか。
やっとドイツ語に慣れてきて、咄嗟に「だんけしぇーん」と口に出せるようになってきたところなのに、もうスペイン語に頭を切り替えなければならないのだ。あぁ、めんどくさい。
ここからマドリードまでは、正真正銘、エアベルリンの運航。
で、これがまた、ニキのスッチーを見てしまった後では、特筆すべきことがない。
しかしそれは、なんのストレスもないフライトだったということの証でもある。これで格安なんだから、なんの文句があろう。ぼけっとしている――できている――間に1時間半弱。マドリードに到着してしまっていた。
いいぞエアベルリン。もし機会があれば、また乗ってやるぞ。
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