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マーラー 交響曲第8番 [TV観戦]

 日曜夜9時は必ず――というほどでもないが、テレビをつけていたら、たいがいはNHK教育にチャンネルをかえる。
 『N響アワー』ですね。
 しかし今夜は、『オーケストラの森』。東京都交響楽団の演奏であった。
 曲はマーラーの交響曲第8番。俗にいう『千人交響曲』。
 音楽ファンなら誰もが知る、そうじゃないあっち側(こっち側というべきか)の人も、聴けば「あぁアレか」とわかるであろう、アレに使われたあの曲である。

 その日のプログラムを組んだのが指揮者なのか別の人なのかは知らないが、もしかしてアレのファンなのではないかと思ってしまったのは、病気だからしかたがない。

 曲を聴いていてもアレのあのシーンが鮮明に思い出される。

 初めてアレをみたとき――最終回の本放送はリアルタイムでみていたわけだが――の、あの興奮は忘れようはずもない。
 一瞬、「マーラーだ」とチラッと思ったような気はするが、作曲者が誰だろうと、そんなことはどうでもよくなるほどの興奮。
 曲調はそこで繰り広げられる一大スペクタクル、カタストロフ、そして“復活へのきっかけ”にすばらしくマッチしつつ、さらに相乗効果を生んで、観るものを圧倒した。

 のち、2回目、3回目と観るにつれて興奮も若干さめ始めると、ようやくそこに思い至った。

 ――あぁ、なるほどそういうことか。

 使われているのはマーラーの交響曲第8番の第1部。タイトルは――

 『来たれ、創造主たる聖霊よ』

 曲調だけじゃない。こりゃ見事な選曲だった。

 次は、3年前に創造された世界が、再構築されるはなしということで。ひじょうに楽しみだ。へたに死ねないぞ、これ。

 いやしかし、このコピーいいね。ぞくぞくする。
 なにかとてつもないことが起こりそうな予感。

 ま、起こるんだけども。

 原作を知ってるのに、これだもん。やはり病気なんだな。


マーラー:交響曲第8番


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