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カンコンキンシアター20 [感想文]

 なんだか合わせるように酷暑がやってきて、因縁めいたものを感じるが。
 いよいよ『カンコンキンシアター20 クドイ! ~マリちゃんと遊ぼう。byルー大柴~』が開幕。初日を観にいった。
 たしか初めて観にいったのは20歳のとき。いったい今年で何回目なのか・・・、数える気にもならない。

 関根勤が死ぬまで変わらないとすら思えるほど、毎年繰り返されていた内容構成が、新人が多く入ってきたこともあるのか、今年は大幅に変更された。
 しかし、もちろん、くだらなさには変わりない。とくにラッキー池田の下ネタは去年を越えるひどさだった。もうこれ以上はひどくならないだろうと思わせながら、それでも毎年、前年を越えるひどさを見せつけるラッキー池田は、やはり天才だ。

 さて、サブタイトルにあるとおり、今年の話題は関根父娘の共演であり、娘を前面に押し出してくるのかと思いきや、そこはさすがの関根勤、わきまえている。関根麻里は完全な新人扱いで、出番は少なめ。そして、その父娘関係を知らないひとが観たらどん引きしそうなくらいひどいことを、他の女優陣と同じく演じさせていた(いや、演じるというのは違うか・・・)。
 ふだんは娘にバカにされっぱなしの父・勤だそうだが、やっぱり芸能界の上下関係ってなると、きびしいのね。


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